苦手教科の付き合い方とそれぞれの受験対策 得意分野を活かす中学受験

中学受験対策

現在5年生の娘、ポヨ子。(娘:仮名)

先週は、塾から毎月おこなわれる学力テストの結果が返ってきました。

返却の際には、数分ですが必ず、授業前に先生と生徒さんの間で、面談がおこなわれます。

面談では、成績から推測する、得意や苦手についての対策を、立てるようです。

この記事は、娘の成績の推移から見受けられる、苦手教科の付き合い方についてまとめました。

気になるポイントは、各目次からご確認ください。

難しい偏差値アップ

娘のポヨ子は5年生の4月から、中学受検を目指すために進学塾へ入塾しました。

過去記事でも公開していますが、ポヨ子については、偏差値が39.7から63まで上げるのに、4ヶ月かかりました。

そして、今月で入塾から6ヶ月となりますが、なかなかその先が伸び悩んでおります。

これからも、日々の勉強を地道にこなしてもらうこととします。

高くなればなるほど、上げるのが難しくなる偏差値については、来年度の入試までの1年間で、70まで届くのかはまだ分かりませんが、ポヨ子には繰り返し頑張ってもらうしかありません。

偏差値アップとスピードアップ

前回のテストも同じく、今回もAIによる小問分析表からは、落ち着いて解くことができれば、4~6は偏差値がアップすると書かれていました。

しかしその「落ち着いて解く」ということが、テストではなかなか難しいようです。

40分という時間制限の中で、時間配分を考えてなおかつ正確にということなので、当然に焦りというものが出てしまいます。

ポヨ子の言い分として、

「全問わかる問題なのに、時間が足りなくてゆっくりと解けないからミスをするんだよー。

この大変な気持ち、ママにはわかる~?」

このように言っています。

はい、わかりますよ。

わかりますとも。

時代は違くとも、ママも同じく中学受験をした経験者ですから。

でも、ポヨ子さん。

厳しいことを言ってしまえば、みんなが同じなのです。

塾で習ったことなので、全問解るのは当然です。

時間が足りないのも、みんなが同じ条件なのです。

それでも、点数を取れる取れないの違いは、読み解く速度となるのでしょう。

公立中高一貫校の受検にも同じことが言えると思います。

時間をかけても良いのなら、本格的に受験勉強をおこなっていた受験生においては、みんなが解けて合格となります。

だからこそ、時間内に与えられた問題や課題をクリアできる能力が、重要なのでしょう。

つまり、問題の理解はできていることが前提で、その他のスピードアップも必要ということになります。

ケアレスミスと文字の乱れ

うちのポヨ子さんは、算数のミスが多くあります。

今回の算数のミスは、全て計算ミスとなります。

タラレバの話となりますが、もしも計算ミスがなければ100点ということです。

そして計算問題のミスはほとんどなくなりましたが、図形などの公式で計算ミスをしてしまいます。

考え方は全て正解でも計算を間違えてしまえば、当然ですが答えは不正解です。

気持ちとしては、部分点が欲しいところですが、残念ながら、そういう訳にはいきません。

では、なぜ計算問題のミスはほとんどなくなったにもかかわらず、図形や文章問題では計算ミスが多いのか。

それは、計算問題は計算のみで完結するため、日頃の100マス計算の成果が表れていることから、ミスが少なかったようでした。

しかし図形や文章問題については、計算といっても複数の計算が重なります。

ポヨ子については、式を順序だててキレイにメモを取らなかったことから、違う場所の式の答えと答えを、計算するミスがあったようです

そして式を隣同士など、近くに書いてしまったことから、ケアレスミスが多発しました。

特に、図形や文章問題は点数配分が高いことから、1問でも間違えると一気に点数が下がります。

まるでデジャヴのように、過去のテストでも同じことがありました。

これまでに、計算ミスやケアレスミスと幾度となく書いてきましたが、高校受験の説明会で先生がおっしゃっていた、このような言葉があります。

ミスと言っているうちはミスが永遠に直らない。
ミスやケアレスミスは実力不足と認めること。

「実力不足」を「ミス」と、間違った認識をしてしまわないことが大切なようです。

そして、徹底的な基礎固めが学力向上の鍵とも伝えられています。

こちらは、中学受験ではなく高校受験の説明会のお話なので、中学生になってからの意識づけかも知れませんが。

このぐらいの気持ちで、日々の学習を重ねていきたいところでもあります。

過去記事でも公開していますが、解答用紙をキレイに書くことが重要な理由として、写し間違いがなくなることも大きなポイントとなってきます。

詳細については、こちらの過去記事で公開しています。

今回については計算ミスを防ぐために、問題用紙に記入する文字もキレイに書く重要性が分かりました。

中学受験と算数はセット

そして、偏差値の足をひっぱる教科についてとなります。

足をひっぱる教科が、何もないほど優秀なお子さんもいらっしゃるとは思いますが、うちのポヨ子にとっては、算数が偏差値の足をひっぱる教科のようです。

しかし偏差値を引き下げるからといっても、中学受験では算数からは逃げることができません。

私立の中学受験の場合、理科、社会については、選択がない中学校もあるので、国語と算数に特化すれば良いのですが、私立も公立も算数については、特殊な学校(芸術系など)以外は逃げ道がないのです。

私の知る限りでは普通科の中学で、受験科目に算数のない中学校は聞いたことがありません。

つまり、中学受験と算数はセットのような関係です。

国語、算数、面接など、例えるならマクドナルドのハッピーセットと同じです。(少し違うかも知れませんが)

そのため弱い教科がある場合については、報告書(内申書)というお得なクーポンをつけることも大切なのです。

しかし内申書は、公立は重視されますが私立は当日の実力勝負なので、私立の中学受験はクーポンなしの勝負となります。(※地域によって相違があります)

今後の算数テストまでの課題

以上のことから中学受験に必須な算数は、放置せずに攻略する必要のある科目です。

ポヨ子の弱点となる算数を克服するためには、とにかく計算ミスをなくすことが課題となります。

そして、計算速度をアップさせること。

計算速度のアップと計算ミスをなくす

ポヨ子の課題は、今のところこれに尽きます。

そしてポヨ子自身も、計算の速度と正確性の大切さは、試験を重ねるたびに実感しているようです。

計算速度を上げて、なおかつミスをなくすということは、なかなか難しいのですが、偏差値を上げて入試に挑むにはこれが必須条件となります。

また全教科共通としていえることは、時間配分に気をつけることとなります。

しかし、ポヨ子が過去のテストで、計算ミスを防ぐためにやってしまった失敗談というものがあります。

それは、慎重になりすぎて時間をかけてしまったことから、後半の図形や文章問題の時間が足りなくなったことです。

先生からは、時間配分の重要性についても入塾当初から伝えられていました。

こちらについてもポヨ子いわく、上手く出来た時とイマイチな時との差があり、毎回想定通りに進まずに苦戦しているところのようです。

やはり先生がおっしゃるように、基礎力を徹底し、全ての単元の抜け落ちている穴を、なくすことから始めるしかないのです。

それぞれの受検対策

ポヨ子と同じ塾の生徒さんは、計算ミスなどではなく算数自体が苦手で点数がなかなか取れないと言っていたそうです。

しかし、その生徒さんは算数で偏差値が引き下げられても大丈夫なくらいに、他の教科は完璧にすると言っているようです。

公立中高一貫校の受検は、適性検査1と適性検査2が入試問題となり、必要な科目は国語、算数、理科、社会の4教科です。

本当は全教科のバランスが良いに越したことはありませんが、得意な科目に特化する。

確かにそのような受験攻略法もあると思います。

なによりもその生徒さんの、やる気と自信が頼もしいと感じました。

弱点をカバーできるほど自分の得意分野を最大限に活かす。

これも受験対策に結びつくと、生徒さんの言葉から考えさせられました。

学び方は自由です。

自由ですが、最短経路で効率良く学ぶことは可能なので、自分に合った学習方法や受験攻略法を見つけ、とりあえず勉強をすること。

そして、見返した時のノートや教科書の数や勉強量から、

「自分はこれだけ頑張ったんだ。」

このような自信が持てるまで、とことん勉強を行うことも大切と思います。

また、やり切った自信から点数が取れることもあり、その逆もあるということです。

受験生の皆さんは、どうか納得出来るかたちで入試に望めますように、苦手教科のカバーと、得意教科を最大限に活かした受験対策を、行っていただけたらと思います。

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