自宅模試と会場模試の大きな違い 5年生最後の適性検査対策模試

中学受験対策

5年生のわが家の娘。

公立中高一貫校の中学受検を目指しています。

そして昨日実施された、5年生最後の適性検査対策模試は、自宅模試となりました。

初めての自宅模試です。

この記事は、自宅模試と会場模試を、両方受けたことによって感じた違いや、模試や入試に1番大切と感じたことをまとめています。

はじめに、「自宅模試とは何なのか?」からまとめました。

また、自宅模試を受けて、入試当日に気をつけたいと思ったポイントについてもふれています。

自宅と会場は、全く違います。

2つの相違から発見できたことが、たくさんありました。

気になるポイントは、各目次からご確認ください。

自宅模試とは

自宅模試とは、公立中高一貫校の中学受検に出題される、適性検査に向けた対策模試(適性検査対策模試)を、自宅で行うことができる模試のシステムのことです。

つまり簡単に言うと、

自宅で保護者が時間を測って、子供がテストを受ける

これが、自宅模試になります。

公立中高一貫校の入試は、適性検査という出題形式となり、国語、算数、理科、社会のような4科目ではなく、適性検査1、適性検査2、と2科目となっています。

適性検査1は、国語と社会から、文系の要素の含まれる問題が出題され、適性検査2は、算数と理科から、理系の要素の含まれる問題が出題されます。

そして、適性検査1、適性検査2、ともに時間は45分となっています。

こちらが今回、自宅模試を受けるために、塾まで受け取りにいった適性検査対策模試の問題用紙です。

適性検査対策模試の問題用紙の画像

自宅模試で気をつけたい点と発見

自宅模試は、保護者が試験監督となりますが、今回初めて自宅で行った際に、気をつけたいと思う点がいくつかありました。

自宅模試のポイント
  • 時計が見えるようにする
  • できるだけ試験会場の条件と合わせる
  • 環境を整え過ぎない

こちらの、ポイントについての詳細を以下にまとめました。

時計が見えるようにする

私の失敗談ですが、時計を見える場所に設置しなかったこと。

自宅なので、時計は所定の場所にしかないことと、家にいる際に常に腕時計は着けていないため、娘は試験中の時間経過が全く分からなく、困ったようでした。

途中から、アナログ時計をテーブルに用意し、試験終了時間を伝えることになりました。

自宅模試を受ける際には、時計の設置、又は腕時計を持たせることは必須です。

できるだけ試験会場の条件と合わせる

こちらも今回、自宅模試を受けて娘が感じたこととなります。

机の広さや大きさについて、話していました。

自宅で行う際には、広いダイニングテーブルで模試を受けました。

問題用紙と解答用紙を、大きなスペースで広げながら模試が受けられるため、とても快適ですが、入試も含め、通常の試験会場は、机の幅や大きさの規格がある程度、決まっているようです。

塾の長机は椅子が3脚置けるタイプですが、このタイプの机は幅が狭いので、問題用紙を広げると、鉛筆や消しゴムを落とすこともあるそうです。

そのため、試験会場と同じくらいのサイズの机で、問題を解く習慣を身につけることは大切、と娘が話していました。

自宅の広々スペースに慣れてしまうと、試験会場とのギャップに戸惑ってしまうようです。

環境を整え過ぎない

自宅が快適なのは良いことですが、自宅模試を受ける際は、上にも書きましたが、

できるだけ試験会場の条件と合わせる

これは大切なことです。

今回は、初めての自宅模試だったため、不備があってはならないと思い、娘が少しでも集中できる環境を整えました。

広いダイニングテーブルを用意し、室内の温度調整や物音にも気を使いました。

また、視界に入る邪魔と思われる物は全て排除し、置き忘れた時計については、途中から娘の確認しやすい場所に設置するなど、静かで快適な空間を作りました。

そして娘の感想について。

どうやら、試験会場よりも自宅のほうが静かなようです。

試験と言えば、とても静かなイメージがありますが、色々思うところがあるようです。

娘が言うには、

「会場試験より静かだし、暖かいし、テーブルは広いし、すごく快適。

自宅模試って最高。」

「試験会場は静かだけど、別の意味でうるさいと言うか、気が散るよ。

だって、問題用紙を皆がペラペラする音とか、鉛筆で書く音とか。

それに、くしゃみをしたり、咳をする人もいるでしょ。

咳は、ゲホゲホ、ゴホゴホするし、近くで鼻をかまれたら、ズビズビ、グズグズ。

結構うるさいよ。

音だけじゃなくて、うつされたらイヤだなぁって思って、気も散るし。」

このように話していました。

私は、できるだけ静かに、物音を立てないように気を使っていましたが、どのような環境でも集中できる精神力や集中力は、ある程度必要かも知れません。

良かれと思って整えた環境ですが、初めての自宅模試は整え過ぎたようでした。

また、兄弟がいる場合など自宅模試の際には、同じ空間で勉強をさせることも、良いのではないかと思いました。

鉛筆で書き込む音や、教科書をめくる音を出すくらいが、丁度いいような気がします。

模試や入試に1番大切なこと

このように、会場模試と自宅模試には大きな違いがありました。

自宅模試は、子供の望む環境に整えようと思えば、いくらでも快適にすることができます。

しかし模試や本番の入試においては、試験会場で行うため、会場の室内温度によって衣類を調整する必要があります。

また、他の受験生達の気配や多少の物音は避けられません。

そのため、環境が変わった際にも集中力が保てるように、衣類の脱着等、自分自身で工夫する必要がありることも発見できました。

他にも、適性検査対策模試が行われる会場模試では、先生が残り時間について教えてくれるそうです。

先生「残り20分前です。」

このように、残り20分前から、10分前、5分前と、都度知らせてくれるそうです。

しかし、入試本番については、残り時間のお知らせがあるとは限らないので、自分自身で時間を把握する必要があります。

そのため入試当日についても、子供自身が時間配分や時間管理を行えるようになるためには、日頃から外出時に、腕時計を着ける習慣も必要と感じました。

そしてこれまで、自宅と会場の違いについて、たくさんまとめてきましたが、忘れてはならない試験に1番大切なことがあります。

試験において1番大切な事、それは実力です。

どんなに環境を整えた自宅模試であっても、実力がなければ解答することができません。

基礎の穴や抜け落ちているところがないように、日頃の学習を丁寧に行い、多少の環境の変化にも左右されないくらいの実力を身につけることが、入試や模試、各種試験には大切と感じました。

やれるところまで頑張り、やり切った場合については、結果の良し悪しとは別に、達成感があると思います。

ここまで頑張ったから、もう結果はどうであれ後悔はない

このように思えることができるまで、繰り返し学習を行うことと、やり切った感が自信となることが、1番大切なことではないかと感じました。

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