出題形式のポイントと時間配分について
うちの娘は5年生になる今年度から、公立中高一貫校の中学受験を目指すために進学塾へ通い始めました。
そして中学受験に向けて、適性検査対策模試というものを受けた娘ですが、夏期講習でも適性検査対策コースを受講したことから、試験に出題される問題パターンが見えてきたようです。
この記事は、公立中高一貫の入試に出題される適性検査について、娘が気がついた効率よく解くことの発見をまとめました。
適性検査の時間配分
娘の感覚としては、適性検査1の文系と、適性検査2の理系では、出題のボリュームが違うとのことです。
適性検査2よりも、適性検査1のほうがボリュームが多く、最後の問題まで辿り着くのが大変なようでした。
適性検査1は、出題される問題が文系寄りなので、深く考えなければならない問題と、文字を書く量が圧倒的に多いと言っていました。
そのため、時間配分の取り方が難しく、時間を取って解く必要がある問題と、ある程度はスピードを上げても大丈夫そうな問題を、最初の時点で判断する必要があるそうです。
適性検査2の理系に関しては、基礎を徹底的に叩き込むことによって、スピードアップが可能な問題が多いようでした。
娘が感じた適性検査2については、
- 日頃の授業の内容に穴がないように学習すること
- 計算を解くスピードを高めること
こちらが大切なポイントのようです。
出題形式について
そして出題される問題内容が、ある程度見えてきた娘。
適性検査1の文系については
「あなたはどう思いますか」
など、自分の意見を述べる問題が多いことが特徴だそうです。
例えば
- 水筒の中身はスポーツドリンクでも良い
- 水筒の中身はスポーツドリンクだと良くない
上記のように、良いと思う意見と、良くないと思う反対意見に分かれた際に、なぜそのように思うのか等、理由を述べる問題が出題されたようです。
答えに関しては、模範解答はありますが、伝える力が問われる問題となっていました。
個人の意見を述べるかたちの設問は、確実に1問は、出題されるとのことです。
毎回同じ問題は出題されませんが、類似している問題や、テーマは違っても、自分の意見を述べるということが、出題形式のパターンのようです。
そして文系で出題される最終問題は、下線が引いてある事柄について、自分の経験を踏まえて200文字以内で書くことと決まっているそうです。(※5年生の適性検査対策模試についての内容です ※6年生になると配点も変わってきます。)
テーマは毎回違いますが、自分の経験を踏まえて解答するというパターンは、今後も出題される問題といえるでしょう。
娘の場合、問題文を読み進めた時は下線部分が出てくるたびに
「この下線部は、後の質問で、自分の意見を問われることになる」
と思いながら、解いていたようでした。
このように、適性対策模試や、夏期講習の適性受験コースの講習会、各種テストを受ければ受けるほどに、パターン的なものが見えてきたようです。
そして、模試で間違えた箇所を徹底することによって、文系、理系の中で自分の苦手とする問題や、時間配分についても見えてきたようでした。
しかし、苦手分野が見えてきたからといって、すぐに改善されると言うわけではありませんが、パターンを知ることによって、弱点を鍛える訓練が出来るようになります。
新たな訓練を開始
娘さん、前回記事の通りに夏休み中は、1学期の学力テストの4月から7月分の解き直しを行いました。
適性検査対策模試と夏期講習の学力確認テストも含めて、試験と同じく時間を計って解き直したそうです。
最短は、8分で解けた教科があったと言っていました。
一度は解いている問題ですが、暗記の単元や考え方は理解出来ているようでした。
学力テストも適性検査対策模試も、理系については計算問題が必ず出題されます。
学力テストの計算問題の点数配分は、全問正解で30点なので、ここの30点はかなり大きいと感じているようです。
娘は、計算ミスをなくしてスピードを上げることに力を入れるためのトレーニングを、行うようになりました。
最近毎朝、100マス計算で計算速度を上げる訓練を行います。
朝の洗顔や、歯を磨く習慣と同じく、計算をすることも、朝の習慣として取り入れることにしたそうです。
そして、適性検査2の理系では、毎回1問は、難易度の高い図形が出るという、パターンも見えてきたので、とにかく今は計算のスピードアップとミスをなくすことに力を入れています。
自覚と成長
入塾当初の過去記事を振り返ると、塾の宿題量と日々の生活に追われる生活に慣れずに体調を崩したり、モチベーションを保つのが難しく、このままでは娘自身がつぶれてしまうのではないかと心配していました。
今までは、やる気と行動が伴わないところがありましたが、娘も最近は少しずつ、勉強と休憩の切り替えが上手くできるようになってきたようです。
塾の中学受験の説明会で、伸びるタイプ子と、伸びにくいタイプの子の違いにもありましたが、時間の切りかえがうまいことは(勉強、習いごと、遊び)、成績が伸びるタイプと言われていました。
※塾の中学受験説明会について(一部抜粋)
時間の切りかえについて
時間の切りかえがうまい子は、気分転換がうまくできるので、勉強能率が上がります。
伸びない生徒として、
「勉強以外のこと、(習いごと・遊びなど)に振り回されている」
とありますが、習いごとやスポーツなどで、過密スケジュールにならないように配慮するのも、親のサポートの一環です。
まだまだ、やる気の入る時とそうでない時のムラはありますが、入塾当初から5ヶ月間で、確実に成長を感じます。
今は夏休み中なので、時間の余裕があるために、自分のペースをつかめているのかも知れません。
学校や塾が始まった際には、見直す課題が多々出てくるかも知れませんが、今後のことは都度解決していくとします。
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