【夏期講習】文系の適性検査と道徳の共通点を徹底的に学ぶ授業

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脳トレで発想力を高める国語と自身の経験を活かす文系

娘は公立中高一貫校の中学受験を目指すために、今年度の5年生から進学塾へ通い始めました。

そして夏休み期間中の塾では、通常授業は休講となり夏期講習がメインとなります。

この記事は、娘の夏期講習の国語と文系の授業内容についてまとめたものとなります。

公立中高一貫校の適性検査対策についての強化として、日常に関する内容に沿った授業について触れています。

授業内容のほとんどは、ディスカッションとなります。

公立中高一貫校の受験を目指す皆さん、ぜひ参考になさってください。

はじめに、公立中高一貫校の中学受検を念頭に置いた、夏期講習のコース選びについてからまとめています。

気になるポイントは、各目次からご確認ください。

5年生の夏期講習

5年生の夏期講習は、全6日間の4時間授業のカリキュラムで、毎度の恒例となりますが、6日目の最終日には学力確認テストがありました。

最終日はテストのみで授業がないため、実質5日間の授業が受けられるシステムとなっています。

そして5年生と6年生については、私立、国立受験コースと中高一貫校の受験コースと、目指す志望校によって、コースが分かれています。

公立中高一貫校の受験コースは、国語、算数、文系、理系の4教科。

そして、私立、国立受験コースは、国語、算数、理科、社会の4教科を学びます。

娘は、公立中高一貫校を目指しているので、「中高一貫校の受験コース」を受講しました。

公立中高一貫校が志望校の場合においても、5年生については、「私立や国立コース」の、国語、算数、理科、社会を学ぶ生徒さんが多かった印象を受けました。

後に知ったことですが、私立や国立コースで基礎力と応用力をつけてから、6年生の時に、公立中高一貫校コースを学ぶパターンの受験対策をとる方法もあるようでした。

特に、私立と公立中高一貫校の併願を考えている場合は、どちらにも対応可能な、「私立、国立コース」が人気だそうです。

適性検査については、私立や国立とは出題形式は違いますが、一般教科の国語、算数、理科、社会の学習の強化は、大切なところです。

併願はせずに公立中高一貫校を一択の場合は、早くから出題形式に慣れるためにも、「公立中高一貫校の受験コース」を受講するほうが良いと思いましたが、子供が受けたいと思うコースを選択することが大切なようです。

我が家は、今回が初めての夏期講習です。

リサーチ不足のために、迷うことなく「中高一貫校の受験コース」を受講しましたが、夏期講習においても様々な選択肢があることは、勉強になりました。

結果的に、娘は理系の出題形式が好きなようで安心しました。

通常授業より楽しい夏期講習の国語

夏期講習では、入塾している生徒さん以外にも、夏期講習のみを受講する生徒さんもいます。

そして初日の授業は、1学期の復習からスタートしました。

一度学習した内容なので、復習も兼ねての授業となります。

算数は、倍数や面積、体積、角度の復習問題がメインだったそうです。

また国語は、脳トレの授業がメインでした。

脳トレでは、思いつくだけ和菓子の種類を書き出すなど、勉強というよりはレクリエーション感覚の授業です。

書き出した後には、産地や和菓子別に歴史などを学習したそうです。

その他、単語の中で共通しているものと、共通していないものを探し出すことも、おこなったようです。

例えば

「豚」「羊」「馬」「牛」「象」
以上の動物の中で、共通していることと、共通していないものを見つける。

このようなディスカッションをおこない、夏期講習の国語は楽しく学習してきたようです。

文系から道徳を学ぶ

文系は、「駅周辺の違法駐輪」と「小学生未満が入れない劇場」についての授業でした。

自転車の違法駐輪について

駅周辺に違法駐輪をする理由と、問題点と改善方法を、順に話し合います。

課題「なぜ自転車を駐輪場にとめずに、禁止されている場所にとめるのでしょうか」

こちらは、内容の一部ですが、様々な意見があがったそうです。

理由
  • 駐輪場が少ない
  • 短時間だから、駐輪場にとめるのが面倒
  • 駐輪場が遠くにあるから、禁止されてもとめてしまう
問題点
  • 目の不自由な人は、自転車があることに気づきにくく、怪我をする恐れがある
  • その駅を訪れた人に、マイナスなイメージを与えてしまう
  • 車いすやバギーを押している人が通れない
改善方法
  • 看板を立てる(駐輪禁止)
  • 大きな駐輪場を作る

このような話し合いが行われたそうです。

小学生未満が入れない場合劇場について

引き続き、「小学生未満が入れない劇場」についての授業も行いました。

こちらも、違法駐輪の形式と同じく、理由、問題点、改善方法について話し合います。

課題「なぜ小学生未満は、劇場に入れないのでしょうか」

理由
  • 大声で騒ぐ
  • 泣いたり歩き回る
問題点
  • 他のお客様の迷惑になる
  • 出演者の気が散る(リサイタルなど)
改善方法
  • 注意をする
  • 小学生未満が入れる時間帯を作る
  • 静かに鑑賞したい人と劇場を分ける

最近は、発声OKの映画館など、声援を上げながら、映画を観ることが出来る劇場も増えています。

このような形式で、国語のような、道徳のような文系の授業が、おこなわれました。

適性検査と道徳の関係性

文系は生活に密接した事柄や、社会問題など、適性検査1の形式に沿った、学習となります。

適性検査の文系は主に、読み解く力と、自身の経験から意見を述べる問題が出題されるため、道徳的な学習は大切なところです。

また、一般常識なども知識として備える必要があるので、塾の授業で意見を出し合うことは、適性検査の訓練になると思いました。

「日常生活の中での体験や、あらゆることへの興味や関心を持つことが重要である」

上記は、以前に参加した、中学受験説明会の情報ですが、公立中高一貫校の受験には欠かせない事とおっしゃっていました。

そして、あらゆる体験から知的好奇心を養うことは、学力以外の肝となる部分なので、今後も幅広いアンテナを張っていくことが大切なようです。

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