おもに、5年生の娘の塾の様子や、中学受験についての内容を発信しています。
最近は、塾にて学力テストと適性検査対策模試など、毎週のように試験が続いています。
今回は娘の学力テストから学んだ、本当の実力を出し切ることや、点数アップに繋がる対策についてまとめました。
全国学力テストの結果が厳しい
我が家の5年生の娘ですが、最近は、それなりに勉強時間も増えて、頑張っていました。
しかし、どうしても算数の成績は下がるいっぽうで、努力と結果が結びつかない状態になっています。
5年生から中学受験を考え、進学塾に入塾した娘。
塾で受けた学力テストについては、春期講習、4月、5月、6月、適性模試、となり、回数にすると5回は受けています。
初めのうちは、慣れない環境で、実力を出しきれていないことが、成績低下の原因と思っていましたが、5回目においても、成績が下がり続けるとなると、慣れていないのが原因では済まされません。
どんなに勉強量を増やして努力をしていても、今までの結果が娘の学力の現実であるということ、もしくは、緊張や不慣れでは済まされない何か原因があること、またはその両方か、という事になります。
学力テストは難しいと思う先入観
私は常に、分からないところは、きちんと塾で先生に聞いて、分からないままで終わらせないようにと、娘に伝えてきました。
そして、
「分からないところは、塾で先生に聞くこと」
と、私が塾の学習についは、積極的に指導を行いませんでした。
塾の教え方と私の教え方が違うために、娘が混乱しないようにとのためです。
点数が下がる理由が判明
ただし、今回の状態は、見過ごすことが出来ないため、娘が分からなかった問題を見せてもらいました。
今回は、算数以外は普通に解けたようなので、算数のテスト問題となります。
どれほど難しかったのか、母も緊張します。
そして、実際に問題を見てみたところ
実に簡単です。
なぜ、娘は解らなかったのか?
そちらのほうが、不思議でした。
そして、一緒に解いてみることにしたのです。
娘が解けなかった問題は複数ありますが、最初の1問が分からなければ、連動して次の問題が解けないような形式のものでした。
そして以上のことから、点数が大幅に下がったことが判明しました。
テストに大切な基本中の基本
娘が解けなかった問題です。
- サイコロの和を求める問題
- 図形(面積と辺の長さ)
- 簡単で初歩的な文章問題
解けなかった原因の、結論から言います。
問題文を、しっかりと読まなかったこと
もっと分かりやすく言うならば、学力テストは難しいという先入観から、気持ちが焦り、少しでも早く解くことばかりを考えてしまい、重要な文章や言葉を見落としていること。
解けない理由は、これにつきます。
今回の学力テストですが、娘さん、落ち着いて普通に考えれば、簡単に解ける問題の文章を、しっかりと読まずに、少ない情報や間違った情報で、解いていました。
これでは、分かるはずもなく、解けるはずもなく、難問だと感じてしまうのも理解出来ます。
文章をしっかりと読まないで回答することは、「なぞなぞ」のようなものです。
学力テストや模試、入試においては、「当たるも八卦当たらぬも八卦」と、占いのようにはいきません。
学力テストの問題を再確認
解けなかった問題について、娘と一緒に解いてみました。
サイコロの問題
サイコロの和を求める問題などは、きちんと文章を読み込めば、ボーナス問題のように簡単な問題でした。
問題の内容としては、どのサイコロも向かい合う面の数の和が7になるようにできていること。
そして、縦に3つサイコロを積み上げたときに、どこから見ても見えない面の数の和を求めること。
ほかにも、L字に並べたサイコロについても同じく、どこから見ても見えない面の数の和を求めること。
問題文の中に答えが書いてある
この問題の重要な文章や言葉は、どこなのか。
- どこから見ても見えない面の数の和を求めること
- どのサイコロも向かい合う面の数の和が7になるようにできている
そして、この問題に関しては、文章の中に、答えが書いてあります。
娘の見逃していた文章
「どのサイコロも向かい合う面の数の和が「7」になるようにできている」
本来なら皆さん、一般常識で知っていることだと思いますが、娘は知りませんでした。
サイコロの仕組みを知らなかったとしても、ご丁寧にこの問題には、サイコロの和が「7」と、答えが載っています。
本当は計算不要なサイコロ
つまり、向かい合う面の数の和が必ず「7」ということは、縦に3つのサイコロを積み上げた場合、サイコロが隣り合っている上下の部分(見えない部分)については、計算をしなくても、「7」ということが分かります。
上下の数字が1から6のうちの、どの組み合わせであっても、向かい合う面の数の和は、「7」です。
こちらの問題のように、サイコロを、3つ積み上げたとすると、サイコロが向かい合っている面(見えない部分)は、2つ。
そして数字の上下が、どのパターンでも「7」なので、向かい合っている面の計算は不要です。
以上のことから、1番上に見えているサイコロの数字のみ、「7」となる対になる数を求めるだけで、式も答えも簡単に解けます。
L字に並べたサイコロについても、同じことが言えます。
そして、娘に関しては、サイコロの仕組みを知らないうえに、
「どのサイコロも向かい合う面の数の和が「7」になるようにできている」
この文章を、見落としていました。
また、図形や、簡単で初歩的な文章問題についても、文章をしっかりと読み込めば、簡単に分かる問題でした。
今回のことから、算数については、問題用紙の内容をしっかりと読むことが重要と痛感しています。
まとめ
学力テストの3つのポイント
- あせり過ぎず、問題用紙の内容をしっかりと読むこと
- 図形の法則などを理解し、式を当てはめること
- 学力テストは難しいという先入観をもたないこと
限られた時間の中で、問題を解くということは、かなりのプレッシャーになると思います。
しかし、気持ちが焦り、少しでも早く解くことばかりを考えてしまい、初歩的なミスや文章内容の見落としをしてしまっては、最後の問題までたどり着けたとしても、点数を取ることが、難しくなるでしょう。
娘については、テストの回数を重ねるたびに成績が下がるのは、学力テストは難しいという先入観と、時間配分を気にし過ぎた可能性が高いと思います。
娘がサイコロの問題を解く際に、サイコロの仕組みを知らない娘は、見えているサイコロを回転させたり、色々と悩んだそうです。
悩むことも、回転させることも、計算する必要も、全く必要ない問題で、重要な文章を見逃していたことから、かなりの時間をかけてしまったようです。
娘の学力テストから、感じたことは、問題を解くスピードを上げる必要はありますが、しっかりと問題文を読み込むことを前提とし、速度に関しては少しずつ、慣れていけるといいと思いました。
コメント