英語に自信がない人こそホームステイをしよう
先日、中学2年生の息子が、学校からアメリカホームステイについてのプリントを貰ってきました。
そして息子は、ホームステイに行きたいと言っています。
夏休みを利用して、9日間のコロラド州へのホームステイです。
しかし彼は英語の成績がよろしくありません。
小学生の頃に、家庭教師で英語の学習をしていましたが、その時はそれなりに出来ていました。
しかし中学に入り、思ったよりも英語については伸び悩んでいます。
一番悪い点数を言うならば「27点」を取った事があるほどです。
進学塾へ通うようになり、最近は、平均点に届くようになりましたが。
そんな息子でも、希望すればホームステイが可能なのか。
このような疑問を解決するべく、先週の土曜日に、ホームステイの説明会に参加してきました。
結論から伝えると、「可能」です。
この記事は、ホームステイの説明会から得た事柄や感想についてまとめています。
英語に自信がないからこそホームステイに行く理由や、ホームステイをするにあたり大切な事など、語学を学びたい方の、参考になる内容となっています。
この記事が、子供から大人まで、様々な年代の方の英語を学ぶきっかけや、ホームステイに行く勇気となれたら嬉しく思います。
気になるポイントは、各目次からご確認ください。
ホームステイの条件と目的
ホームステイをし、語学を学ぶ人。
このようにホームステイを希望する方については、相当語学が得意で、英語力が高く、現地に行っても問題ないんだろうな、などのイメージがあると思います。
もちろん、語学が得意で更にスキルアップしたいために、語学留学をする方はいらっしゃいます。
しかし、ホームステイや語学留学については、目的や語学レベルは様々なようです。
全くの、初めて海外に行く初心者から、語学力を更に高めるために学びに行く上級者、それぞれに合ったかたちで、ホームステイをします。
そのため語学力については、「高くないと留学出来ない」といった条件的なものはありません。
大切な事は、出来る出来ないではなく、学びたい事があるか、ホームステイをする目的や意欲が、問われるそうです。
異文化に触れたい、現地に行って色んな人達とコミュニケーションを取りたいと思う気持ちなど、好奇心と行動力が大切となります。
今回、中学校から配布されたプリントのホームステイについては、引率者も同行し、初心者からOKという案内でした。
うちの息子は、英語の成績こそ良くありませんが、
「英語が好きで、話せるようになりたい。異文化や生きた英語に触れたい。」
このような気持ちが人一倍強いため、ホームステイを応募する目的と条件を、クリアしている事となります。
ぜひ応募してくださいと、おっしゃっていただけました。
しかし、今回のホームステイについては、市で行っている交換留学生の制度となります。
そのため、多数の応募者から選抜され、定員数は12名です。
作文と面接の試験があるため、選ばれた際にはホームステイに行けますが、選抜されるのは狭き門。
また、ホームステイの経験については、進学や就職の際に、願書や履歴書に、自分の経歴として記載する事も出来るため、将来の方向性によっては、強みにもなるそうです。
後に実施された選抜試験の結果ですが、息子さん、12人中13位だったので、補欠となりました。
この場合、欠員がでたら行けるそうです。
高い志を持った方々の中からの結果なので、息子なりに頑張ったと思います。
ホームステイ先の生活について
申し込むプランにもよりますが、息子が参加したいという、市が運営するホームステイについては、ホストファミリーは、出発の1ヶ月前には決まるそうです。
基本的には、1家庭1人となっていますが、受け入れて下さるホストファミリーの数によっては、1家庭2人などと、複数人になる事もあると伝えられました。
ホストファミリーは、厳選された家庭となるので、どこに配属されても心配はいらないと説明を受けました。
また、現地のホームステイ先では日本語は通じません。
そして、ホストファミリー宅でお世話になるのは、基本的に朝晩のようです。
日中は、名所めぐりや体験学習をし、帰宅後にお世話になるので、食事やお風呂など、ローカルな現地の生活を体験することが出来ます。
最終日には、「ホストファミリーday」といって、家族と1日一緒に過ごす日が設けられるなど、多種多様な企画があるそうです。
また、ホストファミリー宅にも子供がいるので、同世代とのコミュニケーションも図れるため、楽しいようです。
ホストファミリー宅で大切なこと
ホームステイ先では、基本的に全て英語で会話をします。
しかし、今回息子が参加したいと言っている、初心者から申し込み可能なホームステイについては、息子のように、英会話がままならないメンバーもいるのです。
そこで、英会話が成立しなくても大切な事について、教えていただきました。
それは、
- 単語だけでも英語を話すこと
- コミュニケーションを避けないこと
- 積極的に伝える努力をすること
とても大切なようです。
例えば、自分が海外留学生を受け入れる、ホストファミリー側の立場になったことを考えてみましょう。
片言の日本語を、必死で伝えようとしている留学生がいたら、自分だったらどのように対応するでしょうか。
それが、間違っている日本語でも、文章になっていなくても、単語でも、こちらも一生懸命聞こうとするはずです。
しかし最初から、自分は日本語が分からないからコミュニケーションを避けて、母国語しか話さないといった留学生がいたら、どうでしょう。
こちらも、コミュニケーションが取りにくいと感じるはずです。
例えば、来日した留学生が、
「お風呂に入りたいです」
このように伝えたくても、正しい日本語は使えなく、
「おふろ、えー、ます、か。」
こんな感じで伝えていたら、どうでしょう。
こちらも、出来るだけ聞きとろうとしたり、ゆっくりと正しい日本語で、伝える努力をすると思います。
アメリカのホストファミリーについても、これと同じことが言えます。
大切なのは、話せる話せないではなく、伝える気持ち。
一生懸命、伝えようとする気持ちや、積極的にコミュニケーションを取る姿勢は、誰もが嬉しく感じることなのです。
また実際に現地に行った留学生や、引率者の皆さんは、文法が話せなくても、単語やジェスチャーで、コミュニケーションは可能とおっしゃっていました。
事前に準備した方が良いこと
他にも、事前に準備した方が良いことや、実際の経験から思う意見について伺いました。
一番大切なのは、
「体力をつけること」
こちらは、運営するトップの団長が、おっしゃっていたことです。
滞在する国にもよりますが、アメリカは時差が大きい事や、場所によって標高が高い地域もあるため、高山病にも注意が必要なようです。
今回、息子が参加したいホームステイ先は、アメリカのコロラド州です。
日本との時差は、16時間。
そして、その中でも標高が高く、標高1600mに位置する場所がホームステイ先なので、以前の参加者の中には、高山病になった中学生もいたそうです。
体力のある中学生でも、時差や標高などにより、かなり疲れるとおっしゃっていました。
そのため、ホームステイが決まった際には、
- 規則正しい生活
- 体力をつけること
以上は、日本にいる時から、事前に準備した方が良いポイントのようです。
その他にも、
「豊かな表情、笑顔、積極的なコミュニケーション」
こちらも準備を忘れずに、とおっしゃっていました。
まとめ
この記事の、まとめです。
- 初心者から上級者まで、語学レベルは様々
- 語学力の条件的なものはない
- 語学力が身につく
- スキルアップ
- 異文化や生きた英語に触れられる
- 諸外国の方々とコミュニケーションを図れる
- 進学や就職(願書や履歴書)に経歴を記載できる
- 単語だけでも英語を話すこと
- コミュニケーションを避けないこと
- 積極的に伝える努力をすること
- 規則正しい生活
- 体力をつけること
- 豊かな表情
- 笑顔
- 積極的なコミュニケーション
ホームステイや語学留学をしたいと思う理由は様々ですが、一番大切なのは、勇気と行動力のように思います。
そもそも、初めから不自由を感じないほど語学力が高いのなら、語学を目的とした留学の必要はありません。
異文化に触れることなど、ホームステイには語学以外に得られるメリットも沢山ありますが。
英語が話せないからこそ、ホームステイや語学留学で学び、生きた英語を体感することが大切と感じました。
色々と考えるより、先ずは行動すること。
皆さん、少しの勇気と行動力で、話せる未来を掴むための挑戦を、してみてはいかがでしょうか。
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