家庭教師の学習 小学校4年間の遅れを1年半で取り戻す授業

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テストで15点から100点までの過程と勉強方法

前回の記事では、息子が5年生の秋頃から、小学校の勉強が全く分からなくなり、ついていけなくなった経緯に触れています。

この記事は、小学5年生の息子が、家庭教師を利用してからの伸びしろと習熟度について。

また、国語、算数、理科、社会、外国語(英語)についての授業内容のポイントと、1年半の家庭教師学習を続けた習熟度を一気にまとめています。

全文は、7分程度の時間がかかります。

必要に応じて、各目次をご確認ください。

家庭教師をつけての学習へ

方向性を決める

「分からないところが、どこなのか分からない」

これほどまでに勉強が出来なくなるまで何もしなかった(←色々と試したけどやる気を見出せなかった)ことを、親として深く反省しました。

そして息子本人も深く悩み、オンライン家庭教師で頑張るという方向性が決まりました。

先生からも今後の学習方針を提案されたので、教育費は大変ですが、本人に頑張ってもらうことにしました。

算数は基本中の基本が難しい

今後の課題

  • 算数については数の数え方
  • 国語については漢字の暗記
  • 理科、社会は日常の生活の振り返り
  • 英語については4教科が安定してから開始

算数では、数を覚えるというミッション。基本中の基本。

足し算、引き算、かけ算、割り算、の計算方法は分かるのですが、桁(位)が変わるなど、数の数え方の理解が難しいようでした。

分かる問題と分からない問題

例えば

1億を3つ、10万を5つ合わせた数を書きましょう。
答え「300,500,000(3億50万)」

上記の計算問題は分かるのですが

1億より1小さい数はいくつですか。また1大きい数はいくつですか。
1小さい数の答え「99,999,999(9999万9999)」
1大きい数の答え「100,000,001(1億1)」

このような問題が出来ません。

数が1違うことによって、桁が増える減るの関係性がよく分からないみたいです。

「1000」を超えると怪しくなり、単位の変換なんて、さっぱり分かりません。

単位の変換

100cm1m

1000m1km

1アール、1ヘクタール、1キロ平方メートル

単位の変換が求められなければ、面積、体積も出来ません。

ということで

  • 10,000より1小さい数と1大きい数
  • 100,000より1小さい数と1大きい数

1小さい数と1大きい数。前後の数の関係を「兆の位」まで、徹底して覚えることを行いました。

単位の変換のコツ

単位の変換もゼロをいくつ動かすか

100cmは1m1mは100cm変換にゼロを2つ移動
1000cmは1km1kmは1000cm変換にゼロを3つ移動

※mからcmの変換:大きい単位(m)から小さい単位(cm)に変換する時は、ゼロを2つ増やす
※cmからmの変換:小さい単位(cm)から大きい単位(m)に変換する時は、ゼロを2つ減らす

10倍、100倍、1000倍 はゼロの数

数字の「0.1」10倍、100倍、1000倍にした場合

※小数点を右へ移動

小数点の移動方向
ゼロの数1個2個3個
数字0.1110100
10倍100倍1000倍

分数から小数の変換

例えば、数字の「100」10分の1倍、100分の1倍、1000分の1倍にした場合

※小数点を左へ移動

小数点の移動方向
ゼロの数1個2個3個
数字1001010.1
01/10倍(0.1倍)1/100倍(0.01倍)1/1000倍(0.001倍)

分数から小数の変換を暗記

分数小数
1/100.1
1/1000.01
1/0000.001

分数⇔小数 変換一覧

これを徹底してから、速度、距離、時間の求め方や面積、縮尺に進みました。

不思議と数の関係性を徹底すると、単位の変換もすんなりと入ってくるようで、順調に覚えていくことが出来ました。

家庭教師の学習から数か月

家庭教師をつけての学習を開始してから、数か月が経ったころ、

「分からないところが、どこなのか分からない」

前回記事に書きましたが、この部分が、家庭教師を始めた当初の、大きな問題点でした。

これについては、家庭教師を開始してから1~2ヶ月くらいで、かなり解決してきました。

嬉しい報告

算数は、テストの点数が15点から95点まで上がるのに3ヶ月くらいでした。

息子はオンライン授業で、カメラに向かって先生に、思いっきり95点のテストを見せていました。

先生も喜んでくれましまが、何と言っても嬉しいのは本人です。

今まで見たことのない点数ですから!

国語は脳内のドラマ化

ボーナス問題を見逃すな

国語に関しては、漢字の暗記を徹底的に学習しました。
先生曰く、漢字はテストのボーナス問題。

覚えているだけで確実に点数が取れるということ。

文章を読む時はイメージ命

その他は、文章を読む練習。


文章を読みながらテレビでも漫画でも良いので、自分なりの画像や絵をイメージすること。

ショートアニメやショートドラマがイメージ出来れば最高だそうです。

そしてストーリーの人物像を自分のイメージした色彩やキャラクターに変換して物語を考えること。


物語の世界に自分が入ることによって、主人公や相手の気持ちが読み取りやすくなる。


また、記憶に定着しやすい。

質問の答えのほとんどは文章の中にあること。

そして、その他に関しては感性的な部分とのことです。

息子の場合は得意な分野が芸術系なので、感覚的な事や感性で学ぶのが合っていると判断しての、勉強法の提案でした。

理科と社会は遊びから

理科と社会に関しては、日常の生活や疑問に答えがあるので、色々と観察すること。

固体(氷)液体(水)気体(水蒸気)について

小4の理科の「すがたをかえる水」についての単元

水は温度によって、固体(氷)、液体(水)、気体(水蒸気)と姿をかえる

体積や密度の関係性についてに関しては

水より水蒸気の方が体積が大きく密度が小さい

体積の比較

こちらについては、文章の説明や教科書を読んでも分かりにくかったのですが、先生は遊びに例えて説明をしていました。

「おしくらまんじゅう」が 水で「鬼ごっこ」が 水蒸気

先生の例え話

水は水分子の集まりでできているもので、水蒸気は水と空気が混ざり合ったもの。
そして水分子をクラスのお友達。
密度はお友達との距離。
クラスのお友達と「おしくらまんじゅう」で遊んでいる時が「水」の状態。
お友達と「鬼ごっこ」をしている時が「水蒸気」。
どっちの方が狭く集まって距離が近くて、どちらの方が皆が広がって離れて遊んでいるかな?

答え

狭く集まって距離が近い「おしくらまんじゅう(水)」体積が小さくて密度が大きい。

皆が広がって離れて遊んでいる「鬼ごっこ(水蒸気)」体積が大きくて密度が小さい。

遊びの中の人口密度体積の大きさと密度に例えるのがさすがです。

先生のお話の

「日常の生活や疑問に答えがあるから、色々と観察すること。」

このように遊びの中から、学習のヒントがあるとは、目から鱗でした。

社会の学習は親が重要ポイント

社会については、日頃からお母さんのお手伝いをすると、社会のヒントが見つかるよ!
日本地図も、家族旅行で行った場所はどこで、何が特産物かを思い出してみよう。

例えば、ゴミの分別など、資源物はどんな種類で、何に生まれ変わるのか。

先生からは、小学生の頃は親と社会の勉強をすると身に付きやすいと言われました。
勉強もですが、最近のニュースについて家族で話すことも社会の学習に繋がるとか。

譲れないプライドをかけた兄妹ゲーム

早速ですが都道府県と県庁所在地の暗記に私も付き合うことになりました。

そして息子と娘は、どちらが先に覚えるかと、質問開始。

そんなかたちで、母の私が学習のお手伝いをすることによって、やりたくない勉強が一気にゲームとなりました。

社会の学習について

勉強がやる気になる環境勉強がはかどらない環境
分かると楽しいから勉強をする分からないとつまらないから勉強をしない
家族と一緒に勉強のほうが楽しい分からないことは、1人だと面倒

外国語(英語)の学習

今の時代は小学校から外国語(英語)の授業がありますが、英語と言っても文法ではなくて、簡単な英会話を小学校では行っています。(※簡単な小テストはあります)

ひたすら暗記の日々

当然に息子は、小学校の外国語もわからなく、アルファベットも書けるわけもありません。


以上のことで、まずはアルファベットを覚えることから始まりました。

こちらも暗記するのみです。

暗記の定番は、ABCの歌で練習をしていました。

アルファベットを暗記した後は、中学校3年間で習う英単語をテキストに沿って、ひたすら暗記する学習になりました。

単語力を上げること

先生の専門は英語です。

先生がおっしゃるには、小学校で習う外国語は単語を覚える事が1番重要。

小学生までは、単語力を上げることに尽きるのだそうです。

つまり、0歳の赤ちゃんが言葉を覚えるのと同じで、1歳頃から単語を話すようになり、その後は2語文を話し、3歳ころには簡単な言葉(文法)を話せるようになる流れと似ているように思いました。

外国語で知らない言葉については、大人も小学生も、赤ちゃんと同じく単語からということなのでしょう。

何事にも段階を得る必要があるのだと思います。

そのため、文法を覚えるのは中学校に入ってからでも問題ないとのことでした。

もちろん余裕があるのなら、単語も文法も覚えることが一番ですが。

先生が中学生の頃は、英語が得意になったことによって、それに伴って全ての偏差値が上がったそうです。

得意分野を伸ばすことは、他の教科も伸ばすことになるので、苦手教科よりも、得意教科に特化することが大切と教えてくれました。

家庭教師のカリキュラムについては、6年生の3学期から、週2で英語を60分となりました。

6年生の3学期時点でようやく、4教科は学校の授業だけでもついていけるようになりました。

そのため、3学期からは中学へ向けての英語の学習を徹底しました。

もちろん他の教科で分からないことがあれば都度対応して下さるとのことです。

また先生からは、1週間で80単語を暗記というミッションを与えられました。

1回の授業で40単語を暗記。

授業の始めに、準備運動的に宿題の40単語をランダムに問われて答えることから始まります。

その後に、覚えた単語で文法を習いました。

1週間で80単語ということは、1ヶ月で約320単語を覚えるということ。

結構な量だと思いますが、何とか頑張り、6年生の3学期は、この英語の学習法の繰り返しで終わりました。

小学校の卒業迄の習熟度ですが、英語に関しては、中学2年迄の単語をマスター出来ました。

以上が、5年生の3学期から、6年生の卒業迄にわたる、全教科の授業内容となります。

家庭教師を1年半続けた結果

算数15点から奇跡の100点

息子は、小学2年生の授業から復習した算数は、テストで最下位の15点から6年生の時には100点を取るという奇跡が起きました。

6年生の3学期に徹底した英語も、100点です。

3~4年生の理科、社会については、ほぼ白紙の答案だったので、当時は学校の先生も点数をつけていませんでしたが、6年生には90点台を取れるほどに変わりました。

教科2年生~5年生(2学期迄)6年生
国語30点前後85点前後
算数15点前後90点~100点
理科白紙90点台
社会白紙90点台
英語100点

家庭教師を利用前と利用後の点数の違い

家庭教師学習を受け、思う事について、

「分からないところを気付かずに、そのまま通り過ぎることの恐ろしさ」

実感しました。

ほんの些細な疑問から、授業に全く追いつけなくなり、勉強の苦手意識がついてしまうこと。

息子については、この機会に家庭教師学習を行うことによって、「出来ないからやらない」と言った、負のスパイラルから、なんとか抜け出すことが出来たようです。

まとめ

中学生になってから

そして中学1年になった息子は、通信教育のタブレット学習でも、授業がついていけるくらいの学力が、身につきました。

また現在は中学2年ですが、成功体験を積み重ねることにより、以前は入会さえ出来なかった、進学塾の集団授業で学習するようになりました。(2023年12月頃より)

英語については、月に1回、オンラインでアメリカ人との英会話の授業を受けています。

ネイティブな英語に触れることによって、更に英語が好きになったようでした。

当時の努力があったからこその、現在だと思います。

学び方に正解はありませんが、子供のタイプにあった方法で本人が納得出来るように。

日々の学習習慣をつけることが大切だと実感しました。

この記事が、学習につまずきを感じている皆さんのお役に立てることを、心から願っています。

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