【新6年生の中学受験】親の思いと子供の気持ちのすれ違い

受験の悩み

わが家の娘は公立中高一貫校の中学受験を目指しています。

そして、4月から6年生となり、本格的な受験対策に入ります。

子供が忙しくなると連動して、親も忙しくなりますが、中学受験を目指すと決めたからには、母の私も娘のサポートを、精一杯おこなうつもりです。

このように大切な時期ですが、ある出来事が勃発しました。

それは母娘の、大きな口論です。

この記事は、中学受験を目指すにあたり、親子の考え方の相違や、ちょっとした事柄が引き金となり、娘と言い合いとなってしまった、私の失敗や反省点についてまとめています。

子供のやる気がないように見える時に、ついつい言ってしまった余計な一言など、受験生を支える母ならではの事柄となります。

そして、お互い本音の気持ちをとことん話し合う事も、時には大切と痛感した出来事となります。

わが家は、この一件から受験以外の、親子間で向き合うべき大切な部分にも、気づかされました。

怠惰な時の接し方や、いまいち子供と上手くいかない際に見直すことついて、わが家の話が、皆さんの参考になればと思い、書きとめています。

気になるポイントは、各目次からご確認ください。

すれ違いは些細なきっかけ

冒頭でも触れていますが、娘は4月から6年生になるので、本格的な中学受験の体制に入ります。

5年生の4月から、中学受験を念頭に進学塾へ通っていますが、この1年で成績も伸び、とても頑張っています。

私も娘の頑張りと成長は、生半可なものではないと感じています。

しかし、「これはいかがなものか」と、見過ごせない怠惰な時もあり注意をするのですが、昨日は、ちょっとした事柄で、かなり大きな口論となってしまいました。

事の発端は、塾の授業を教室授業ではなく、オンライン授業にする理由からとなります。

オンライン授業にする理由

昨日、娘は塾でした。

そして、4月から中学3年生になる息子も、塾の日です。

息子ですが昨日は、午後から頭が痛いと言い下校しました。

そのため、塾が始まるまで仮眠を取り、治ったら教室授業を受け、休んでも改善されないようだったら、オンライン授業に変更することにしました。

息子がオンライン授業になるかも知れないと耳にした娘は、

ポヨ子「ママ、お兄ちゃんは今日、オンライン授業なの?」

このように、聞いてくるので、

母「頭が痛いから少し休んで、治らなかったらオンライン授業だよ。

今日はテストもあるし、良くなったら教室授業にするみたい。

まだ分からないけど、とりあえず、ポヨ子(娘:仮名)は授業が間に合うように、準備をして気をつけて行ってきてね。」

塾では、小学生の受験コースが終了後に、中学生の部が始まります。

そのため、お兄ちゃんがオンラインか教室かは、ポヨ子の授業が終わった際にしか分からないのです。

ちなみに息子としては、その日は塾の単元テストがあるため、出来れば教室授業を受けたいと言っていました。

ポヨ子はその後も、お兄ちゃんの状況が気になるようで、5回は同じことを聞いてきました。

本当はポヨ子も、オンライン授業にしたいようです。

そのため私は、ポヨ子が今日オンライン授業にしたい理由を聞いてみました。

すると、

ポヨ子「時間の有効活用が出来るから。」

塾では、欠席や遅刻、早退、オンライン授業にする際は、webから送信するシステムとなっています。

そして、理由にもチェックを入れる必要があります。

理由の一覧は、

「風邪、頭痛、腹痛、ケガ、送迎ができない、部活動、学校行事、その他、等」

また、その他にチェックの際には理由も入力します。

今回のケースを正直に入力すると、その他にチェックを入れ、理由に、

「時間の有効活用のため」

このように入力をし、送信することになります。

元々、通いで教室授業を基本としている進学塾のため、教室授業用のカリキュラムがあり、オンライン授業では足りない部分が当然出てきます。

ポヨ子としては、「時間の有効活用」をオンラインの理由としていますが、真意としては、

「お兄ちゃんだけオンラインになるのはモヤっとする」

このような気持ちなのでしょう。

もっとハッキリと言ってしまえば、

「往復1時間以上かけて、私は教室授業に行くのに、お兄ちゃんだけ家でゆっくり授業を受けるのはずるい」

こういう事です。

そして、「家でゆっくり」の意味を、はき違えている行動があるのです。

最もらしい言い分

オンライン授業にするのは構いません。

ただし今回のポヨ子の言い分は、私としては納得いきませんでした。

ポヨ子の言う「時間の有効活用」を大切にしたいのなら、教室授業のある進学塾ではなく、オンライン塾に入会するのが最も良い事なのです。

最もらしい「時間の有効活用」と言う言葉を使い、本音をごまかし、オンライン授業にする。

そして、オンライン授業用に用意した机と椅子に向かわずに、こたつに入り、お菓子を食べながら授業を受ける。

オンライン授業が終了後も、こたつの上には、お菓子の袋や消しカス、教科書ノートの勉強道具が出しっぱなしです。

このような態度と、ポヨ子の言う最もらしい「時間の有効活用」に、今回、私の堪忍袋の緒はプッツンと切れてしましました。

見えている事だけが全てではない

私は、ポヨ子に改めて言いました。

  • ポヨ子にとって、オンライン授業にする理由の「時間の有効活用」とは、おやつを食べながら、授業を受けることなのか。
  • こんな、「ながら勉強」で本当に学習能率が上がるのか。
  • 教室授業で緊張感を持って、しっかりと学習した方が身に付くのではないか。

するとポヨ子は、

ポヨ子:「分かった。じゃあ、オンラインじゃなくて、塾に行くよ。」

母:「は?」

母:「じゃあ行くよって何?」

そしてポヨ子は、

ポヨ子:「だから塾に行けばいいんでしょ。分かったよ。」

母の心は、ドッカーンと噴火しました。

そもそも、何のための誰のための塾で、受験なのか。

「中学受験をしたい、塾へ通いたい。」と言い出したのは、ポヨ子。

母の私は、地元の中学でもいいし、無理して塾に通うようにお願いなどしていません。

しかし、ポヨ子が真剣に決めたことで、成し遂げたいことならば、私は全力で応援します。

それが「じゃあ」や「行けばいいんでしょ」とは何事か。

この思いをポヨ子に話し、

母:「じゃあや、行けばいいんでしょと思うくらいなら、行かなくてもいいし、ポヨ子の好きにすればいい。」

初めはポヨ子に、

「教室授業で緊張感を持って、しっかりと学習した方が身に付くのではないか。」

と、言ったにもかかわらず、私とポヨ子の話は、本題からとことんズレて口論となりました。

そして、オンライン授業についても、

ポヨ子:「ママはお兄ちゃんにはオンライン授業でも寛大なのに、私には教室授業に行かせたがるよね。」

このように本人は言っています。

しかしオンライン授業になると、けじめがなくなり、だらしなくなるのはポヨ子なので、ポヨ子には、教室授業に行ってもらいたいと思ってしまいます。

母:「お兄ちゃんは、オンライン授業をこたつでお菓子を食べながらは受けてないし、机と椅子できちんと受けてるよ。勉強に対する姿勢が全く違うでしょ。」

私が一番、言ってはならない言葉がこれでした。

この言葉によって、怒り、泣き出すポヨ子。

そして、

ポヨ子:「勉強に対する姿勢って何?私は、いつも真剣に頑張ってる。ママは何も見ていない。目の前に見えている事だけが正しいの?」

ポヨ子とここまで言い争うのは、今まで育ててきた中で、初めてのことでした。

見えない努力

ポヨ子の言う通りです。

目の前に見えている事だけが正しいのではありません。

確かに、ポヨ子はオンライン授業中にお菓子を食べながら授業を受けているなど、授業態度はよろしくないです。

ただ、それイコール勉強に対する姿勢に結びつけるのは、間違いでした。

お菓子を食べながら授業を受けている事については、授業態度を注意するだけで良かったのです。

その後の、整理整頓や片付けについても同じです。

勉強に対する思いや努力とは、また別の話で、それと結びつけるのは、いけない事でした。

ポヨ子は精一杯、頑張っています。

教室授業に行くのは、もちろん大切な事ですが、オンライン授業になると、ポヨ子は授業動画を何回も見直して日々努力していました。

リアルタイムの授業時間に見えるところばかりを指摘して、授業が終了した後も、陰で頑張っている姿を認めてあげることが、私は出来ていなかったのです。

そのことに気が付き、本当にポヨ子には申し訳ないと反省しました。

そして、私の思いをポヨ子に伝えました。

母「ママはポヨ子が本当に、一生懸命頑張ってるのはしっかりと見ているよ。

でも、見えている事だけで状況判断していた所があった。

本当にごめんなさい。」

そしてポヨ子は、

「私も、言い方や態度が悪くて、ごめんなさい。

ただ、ママには私が頑張っている所を認めて欲しかっただけなの。」

このように、ちょっとした気持ちや言葉のすれ違いで、一番大切な事を見逃してしまう事があります。

ポヨ子は、私に認めてもらいたかった。

私は、日頃のポヨ子の努力は認めていたけど、思いがきちんと伝わっていなかった。

見えている難点が気になり、本題から話がズレてしまった事。

今回の反省点となります。

ちょっとしたボタンの掛け違いで、話や思いが間違った方向へ進む等、親子だからこそ、言わなくてもいいような余計な事を言ってしまいます。

しかし、時にはぶつかり合い、物事をうやむやにせず、本音で話し合う事は大切だと気づきました。

今回の件をきっかけに、私たち親子は、中学受験対策の仕切り直しで、新たなスタートを迎えられそうです。

今後も改めることが、たくさん出てくると思いますが、言っても直らないと諦めることなく、思いは伝え合う。

以上を、心に留めておきたいと思います。

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