語学を覚える最短ルートは身近にある
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先日、アメリカ人の知人と話をしました。
そして、たわいもない日常会話の中で、ふと疑問に感じたことがありました。
なぜ、この方はこんなにも日本語が上手なのか。
そんな中で今更ですが、母国語以外の語学を覚えるコツやポイントを教えてもらいました。
全文は、6分程度のお時間がかかります。
気になるポイントは、各目次からご確認ください。
4ヶ国語の日常生活
はじめに、私の知人は4ヶ国語が話せます。
英語、ドイツ語、ポルトガル語、日本語の4ヶ国語を使いこなします。
つまり、クァドリンガルなのです。
今まで私との会話では、普通に日本語で話をするので忘れていましたが、母国語はポルトガル語です。
Instagramについては、最低でも日本語と英語の2ヶ国語で発信し、状況に応じて4ヶ国語で発信しています。
そして4ヶ国語が日常な理由は、知人の生活環境にありました。
アメリカ人だけどドイツ人
知人はアメリカで生まれましたが、ご両親はドイツ人です。
そのため、家庭内ではドイツ語や英語で会話をしていたそうです。
幼少期はドイツで育ち、小学校に上がるタイミングでブラジルに引っ越したそうです。
ブラジルはポルトガル語なので、小学校では英語を話せる先生がいなく、話せたとしても上手くないため、何を言っているか分からない状態だったようです。
そのためポルトガル語で会話をするしかなく、分からなくても間違えてもコミュニケーションをとりながら、ポルトガル語を覚えたそうです。
その後は、英語圏のアメリカへ引っ越し、大人になってから来日したかたちとなります。
幼い頃から、引っ越しのたびに言葉が通じなく大変な思いはしてきたそうですが、幼少期から外国語と触れあう日常でしたので、外国語に対する抵抗はなかったようです。
知人ですが、ご両親はドイツ人ですが、本人は自分のことをアメリカ人と言っています。
そして、小学生の時に分からなかったポルトガル語については、母国語と言っています。
自分にとって、一番思い入れの深い場所が故郷ということ。
とても素敵だと思います。
外国語はアニメが教科書となる
知人については、子供の頃からの生活環境で語学が自然と身についたことが分かりました。
しかし、大人になってから覚えた日本語については、どのように身につけたのか。
それは目次の通りですが、日本語を覚えるにあたってテレビアニメで覚えたそうです。
「ドラえもん」
「クレヨンしんちゃん」
この2つのアニメは、日本語を覚えるのにとても役立つ情報となったようです。
子供の見るアニメは、
「簡単な言葉を使うので外国語を覚える材料が詰まっている」
ということ。
そして、日本人が外国語を覚える際にも同じことが言えます。
参考になる英語の動画
知人がおススメする、英会話に役立つ動画について。
それは、
「ディズニー映画」
これは、日本のアニメで言う
「ドラえもん」
「クレヨンしんちゃん」
と同じ語学レベルの単語だそうです。(ストーリーのジャンルは違いますが)
日本語の字幕を見ても構いませんが、簡単な言葉を多く使っているので、耳で聴きとりやすいと教えてくれました。
「小さな子供が理解できる言葉」
これは、語学のハードルを下げる最大のポイントです。
ディズニー映画は、中学生で習う英語で、それなりに理解ができるそうです。
そして、動画で覚えることが最適な理由となります。
動画は、目がら入る映像(情報)によって、耳からの情報を聴きとりやすくするからです。
英語の授業で行うリスニングは、耳からの情報と、最小限のイラストからの視覚情報だけなので、難易度は高いです。
しかし動画は、映像が入ることによって登場人物のしぐさや表情から、ある程度は話の内容が推測できます。
英語に対するハードルを下げたかたちで、簡単な単語を使った動画を見ることは、語学力がアップする秘訣と、教えてもらいました。
英語がネイティブなおじいちゃん
そして私の父ですが、英語がペラペラです。(父は日本人です)
70歳を超えた高齢者ですが、今ほど英語が身近になかった時代の人がネイティブなのです。
父は、中学1年生の頃に、英語の先生から発音がいいと褒められたのがきっかけで、英語に興味を持ったそうです。
そして、父の勉強法も映画(動画)を見ることでした。
中学生の頃に、アメリカ映画を観るため毎日映画館に通ったそうです。
当時は字幕がないのが当たり前だったそうですが、隣で観ているアメリカ人よりも、速いリアクションをするというマイルールをつくる程、同じ映画を何度も繰り返し観ていたようです。
音楽も全て西洋音楽で、エルヴィス・プレスリーの大ファンでした。
現在も実家には、プレスリーのレコードがたくさんあります。
知人の話す、アニメを見るという学習方法よりは、難易度が高いと思いますが、外国語に興味を持って常に耳から情報を取り入れる事は、ネイティブになる入口と思います。
私は、韓国ドラマの「冬のソナタ」にハマった時期があり、BGMのようにDVDを流していた時期がありました。
それ以降、韓国ドラマにハマり、10年くらいは韓国ドラマ漬けの生活を送っていたので、簡単な単語程度は耳に入るようになりました。
英語に限らず語学については、聴く事と触れ合う事が大切です。
1番難しく1番大切なこと
語学をマスターするにあたって1番大切なことは、コミュニケーションです。
知人が言うには、来日した当初は全く日本語が分からなく、本を持ちながら常に分からないことは話すようにしたそうです。
「通じなくてもコミュニケーションは諦めない」
この気持ちを大切にしていたそうです。
間違えても恥ずかしがらずに発信していくことが、1番大切なことと話していました。
そして、
「言葉使いを間違えるのを恥ずかしがって話しをしない事は、一生話せないまま」
と言います。
アニメを見るのは言葉を覚える手段となりますが、同じく言葉を話すというアウトップトも重要なことのようです。
しかし日本では、英語を積極的に話してくれる人は少ないと言っていました。
そしてアメリカ人の自分が話しかけても、困った顔をされ、逃げられることもあったと話していました。
それでもコミュニケーションを諦めずに、流暢な日本語を話せるようになった知人は、見事としか言いようがありません。
家庭内でも英語を話そう
子供の語学力を上げたいのなら、日常に外国語を取り入れることだそうです。
親が話していることを子供は取り入れることが得意です。
日常会話の中に、英語であいさつをするなどの工夫が、語学力をアップさせる秘訣と話していました。
難しい会話でなくてもいいので、単語やあいさつから英語に触れていると自然と言葉に出てくるということです。
確かに知人宅では、日本語を除く3ヶ国語が飛び交っています。
使わない言葉は忘れます
知人ですが、日本で長く暮らしていると、母国にいる家族と電話をする際に、言葉を忘れてしまうそうです。
Wait a minute, I’m remembering now.(ちょっと待って、今思い出してるから)
このように、会話の途中で整理しきれないこともあるそうです。
そして、2ヶ月くらいの休暇で故郷へ帰国し、また日本に戻ってきた際には、日本語を思い出すのに少しの時間がかかるそうです。
なんか分かるんだけど、ちょっと待って。
このような感じのようです。
以前に見学に行った、公立中高一貫校の公開授業で、英語の先生も話していました。
人は忘れる生き物だから、英単語や文法に関しても、しばらくすると忘れます。
忘れたら何度でも繰り返して覚えてください。
覚えるには、繰り返すしか方法がありません。
忘れるのは当たり前なので、繰り返し学習をし、記憶を取り戻して定着させてください。
上記は、英語が伸び悩んでいる息子が救われた、先生の言葉です。
つまり、現在習っている英語の授業どころか、母国語でさえも使わなければ忘れるということなのです。
知人の話から、聞くことや話すことのコミュニケーションの大切さに、改めて気づかされた思いでした。
そして私も、知人の行動力とコミュニケーション能力を、見習いたいと思いました。
皆さんも取り入れられることがありましたら、どんどん挑戦していただいて日常に役立ててくださいね。
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