先取り学習のメリット
5年生の中学受験を目指す娘。
最近は、オンライン授業から通塾にシフトするなど、頑張っております。
時間の有効活用を求めるなら、オンライン授業は素晴らしいシステムです。
また、塾まで足をつかって通うことにも、オンライン授業では得られない、緊張感やコミュニケーションによる発見があるので、どちらもメリットがたくさんあります。
今後は基本は通塾で、突発的な用事があるときにはオンライン授業に切り替えるなど、臨機応変に対応していこうと思います。
今回は塾で行われた先取り学習の図形について、まとめています。
図形の計算ミスを防ぐこと
塾では、算数の図形を学習しています。
そして、図形の問題を解きやすくするポイントを教えてもらいました。
図形は、中学受験には必須です。
塾の生徒さんで、中学受験を経験した先輩方は、算数は図形が1番難しかったと話していたそうです。
そして、図形は複雑になればなるほど、計算が増えます。
計算が増えれば増えるほど、計算ミスの確率も高くなり、出題形式によっては、1つの計算ミスから、連鎖的にそれ以降の問題についても、間違えた数で計算してしまうなど、大幅に減点されてしまう要因をつくることがあります。
実際に我が家の娘は、毎月おこなわれている学力テストでは、計算ミスから、連鎖的に3問は減点されたことがありました。
1問目の解答から、次の図形問題も計算するなど、初めの答えが分からなければ、次の問題も解けない出題形式のテストでした。
娘に至っては、間違えた数を使い、次の問題もそのまま式をつくり、たて続けに3問のミスをしたことによって、マイナス15点です。
解き方や考え方が正解としても、答えは全て不正解となってしまします。
以上のことから、回答スピードを上げても、計算ミスをしないように、基礎的なトレーニングも大切なことが、分かりました。
そして、過去記事にも書きましたが、できるだけ計算ミスをおこさないようにするためには、分配法則が有効なようです。
塾では、式を簡略化し、計算を少なくできることや、問題を解くスピードや計算の正確性を高めるため、分配法則を使うとされています。
本格的に分配法則を使うのは、中学生になってからですが、塾では小学生から先取り学習をおこなっています。
特に、
図形の面積(円周率も含む)には分配法則が、役立つ
先生は、このようにおっしゃっていました。
図形問題が解きやすくなるポイント
算数の図形を解きやすくするポイントは、
図形をノートに書き写すこと。
こちらは、娘が図形を書き写したノートになります。
書き写すことによって、答えを導くためのヒントが、見えてくるそうです。
簡単過ぎる多角形の内角の和
そして授業では、多角形の内角の和の求め方を学習しました。
そして、三角形の内角の和は180度と覚えることによって、四角形、五角形、六角形の内角の和も自動的に求められるようになります。
結論から伝えると
(角の数−2)×180
※五角形なら「5」とする。
例)五角形
(5ー2)×180=540度
例)六角形
(6ー2)×180=720度
上記の式で求められます。
そして、多角形の図形に対角線を引くことによって、計算の仕組みが分かります。
図形に対角線を引くと、
- 四角形は、三角形が2つ
- 五角形は、三角形が3つ
- 六角形は、三角形が4つ
- 七角形は、三角形が5つ
- 八角形は、三角形が6つ
多角の角については、娘のノートにも、五角形と六角形に対角線が引いてあります。
同じように、六角形、七角形も、対角線を引いた三角形の個数×180で、内角の和が求められることになります。
この方法で、多角形の内角の和が、驚くほど簡単に求められることが分かりました。
【5年生】角を求める授業
今回の授業の図形は、三角形の外角や、くさび形の角の求め方を習いました。
外角を求める授業
三角形の外角について、娘のノートになります。
こちらは、∠A、∠B、を足すと、∠Cの外角が求められるという授業です。
そして、同位角と錯覚から求めることができます。
図のように、辺ABに伸ばした直線を引きます。
そして、辺ABと平行な直線を、∠C、のところから引き、辺CDとする。
上記の平行線を引いたときに、∠Aと∠aは錯角で、∠Bと∠bは同位角となります。
平行線の場合は、同位角と錯角は等しい角度になることから、錯角の∠Aと∠aは同じ角度。
同位角の∠Bと∠bも同じ角度。
よって、∠A、∠B、を足すと、外角が求められることが分かります。
くさび型の角を求める授業
先生は、板書にはこだわりがあります。
それは板書によって、生徒さんたちの理解が変わるからだそうです。
下画像は、娘のノートの「くさび型」です。
くさび型の角を求めることも習いました。
結論から伝えると、くさび型は、
∠A+∠B+∠C=∠D
上記の計算方法で、∠Dが、求められます。
前見項目で解説した、三角形の外角の求め方と同じく、錯角と同位角の考え方から、∠Dを求めることができます。
理論としては、図のように、辺ACと平行に線を引き、同様に辺BCも平行に線を引くと、同位角が∠C、錯角が、∠A、∠Bとなることが分かります。
同位角と錯覚を足し(∠A+∠B+∠C)、その和が∠Dとなります。
夏休みに向けて
5年生ですが算数も、なかなか本格的な授業をおこなうようになってきました。
受験に向けて、知識を日々詰め込んでおります。
こんなに詰め込み過ぎては、頭を振ったら覚えた知識がこぼれ落ちないか心配になりますが。
角の求め方1つをとっても、答えは一つですが、考え方は複数あります。
面積や体積についても同じことがいえるので、やはり図形問題に関しても、思考の柔軟性が問われてくるところです。
まもなく1学期も終わります。
夏休みに入りますが、
「受験は夏休み中が勝負のとき」
先生からは、このように伝えられています。
中だるみしないように生活リズムを整え、この夏を乗り越えていきたいと思います。
コメント