うちの娘は5年生の4月から進学塾へ通い始めました。
そして現在、公立中高一貫校の中学受検を目指しています。
田舎暮らしで中学受験とは無縁な生活を送ってきましたが、そんな中で娘が突然
「中学受験をしたい」
と言い始めたのです。
学校の勉強だけではなく、もっと深く色んなことを学びたいから中学受験を目指したいと言っていますが、実はそれ以外にも、中学受験を目指したい娘の意外な真意が発覚しました。
大切な話し合い
通塾が始まってから、最近の娘は勉強がとても忙しそうです。
最近は体調不良も続き、無理して勉強を詰め込み過ぎた事が原因ではないかと心配なので、きちんと話し合いをしました。
- 通塾してからの体調不良
- 食欲と睡眠時間
- 宿題が多いこと
- 休憩時間と勉強時間のバランスについて
そして、このような多忙な現状でも中学受験をしたい気持ちに変わりはないか。
理想と現実は違うので、今後を見据えての話し合いは大切です。
娘は勉強や学ぶことは好きなので受験はしたいと言っています。
そして最近の体調不良も食の細さも、いつもと変わらないし心配はいらないとのことです。
睡眠時間も出来るだけ早めに勉強を終わらせて早く寝るようにするから大丈夫。
勉強量の多さも慣れるように頑張るから受験はしたいし、塾は通い続ける。
学校の授業だけではなく、もっと色々な事を学びたい。
このように、体験授業に行った頃の気持ちは今でも変わらずに、中学受験の決心はひとつも揺らいではいません。
小学生でもやっぱり女子
そして、もう一つ娘が密かに抱いていた受験をしたい理由がありました。
それは、
- 地元ではない遠くの学校へ通って学校帰りにカフェに寄り道したい
- 学校帰りにお友達とマックに行きたい
- アイスやスイーツを食べに行きたい
- 学校帰りにショッピングに行きたい
・・・・・・
実は以前に、娘が私の学生時代の話を聞いてきたことがありました。
当時の会話です。
娘:「私立の学校ってどんな所?」
娘:「ママが中学生の頃は何をして遊んでいたの?」
母:「私立は受験をして入るところで、綺麗な校舎で学校帰りには色々な所にお友達と遊びに行ったんだよ。」
と、上記の娘の受験動機となる話をしました。
田舎で育った娘の中では、夢のようにキラキラとして楽しいイメージだったのでしょう。
受験をしたいもう一つの理由は私の発言でした。
もどかしい地域の事情
受験をしたいもう一つの理由は納得な事柄でした。
しかし、田舎と都会の受験事情は全く違います。
中学受験のできる学校について
田舎は中学受験をしたくても、受験の出来る学校が少ないのです。
我が家の地域から通学範囲の中学受験の出来る学校は、2校しかありません。
まだ2校でもあるだけ、良かったと思えるほど田舎です。
そして、田舎の中学受験については地域にもよると思いますが、我が家の地域は、偏差値が高い中学校しか中学受験の出来る学校がありません。
そこまで苦労をしても、入試に挑みたいと思う子供たちの集まりなので、中途半端な気持ちで受験を目指しても太刀打ちできないほど、年々と難易度が高くなっているようです。
田舎の学校の唯一の寄り道
また通学時間については、2校中1校目の私立中学は、公共交通機関を使い片道90分以上はかかります。
それだけ遠くまで行っても、田舎なのでマックもなければカフェもショッピングモールもなし。
当然に通学範囲内には、これといって楽しそうな場所がありません。
あるとしたら駅の売店くらいでしょう。
もう1校については、駅は無人駅です。
通学時間も公共交通機関を使い、90分程度となります。
私も学校の説明会などの用事で、初めて電車に乗りましたが、乗り降りの際に、電車のドアは自動ではなくて手で開けるのです。
電車のドアを手で開けることと、無人駅にはカルチャーショックを受けました。
こちらの学校に通った場合については、1番の寄り道が、駅に設置されてある自動販売機のジュースを買うことでしょう。
いずれにしても、どちらの中学へ通ったとしても、寄り道は売店か自動販売機となります。
学びたいという向上心があるのなら、それに付随する動機は、ある程度のことは構いませんが。
娘が、この現実を知っても中学受験をしたいと思えるか否かは不明です。
あとがき
まさか私の話した学生時代の事柄も、受験のきっかけになっていたとは驚きでした。
言葉には注意をしなければいけませんね。
私は、しばらく里帰りが出来ていませんが、たまには実家に帰った際にでも、都内のお洒落なカフェに娘を連れて行きたいと思います。
中学受験を目指しているご家庭の皆さんも、お子さんに受験をしたい理由を聞いてみたら意外な真実が見つかるかも知れませんよ。
コメント