初めての進学塾 中学受験に憧れをもつ娘の体験授業

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先日、小学4年生の娘が、塾の体験授業に行ってきました。

娘、自らの希望での体験です。本人曰く、中学受験をしたいようです。

我が家はかなりの田舎なので、娘の小学校は、学年が1クラスしかなく、どの学年でも20人前後の児童数です。
当然、中学受験などする人はいないに等しく、保育園、幼稚園から高校までは、地元の学校に行くのが当たり前の地域です。

そして何を思ってかは分かりませんが、娘が突然、

「中学受験をしたい!」

と言い出したのです。

学ぶこと自体は悪いことではないですし、むしろ素晴らしいことなのですが、懸念としてはお財布事情。

それでも


「もっと色々な知識を学びたい」

「塾の授業を受けてみたい」


という娘の勢いに押されてしまい体験授業に至った次第です。

4年生は週2日のカリキュラムなので、2日間の体験授業が受けられるそうです。

実際に授業を受けてみて

今回は国語、算数を受けてきました。

合わせて2時間の集団指導です。

娘は、学校の勉強はそれなりに理解をしているので、基礎学力は問題ないと思うのですが、進学塾となると、どのような難問を学習するのかと心配していました。

娘の初めての体験授業の感想は、楽しかったそうです。

今回の授業内容は理解でき、学力的な問題はないようなので安心しました。

そして今回の、国語の体験授業で、先生からの質問がありました。

今日の1日の中で、少しイラっとしたことを、みなさん教えてください。

例えば、先生が今日少しイラっとしたことは、スーパーの買い物の時に、ビニール袋に野菜を入れる時、手が滑って、なかなか袋が開けられなかったことに、少しイラっとしたそうです。

そのような、日常の些細な出来事を、クラスの全員が話すということです。

娘が今日の1日の中で、少しイラっとしたことは、

学校で、先生が面白い話をしていた時に、男子がうるさくて、一瞬話が聞こえなくなった時に、イラっとしました。

おそらく娘が

「塾へ行きたい。勉強をしたい。」

このように思ったのは、中学受験以外の理由として、授業中にうるさくて先生の話が聞こえないことも、かなりの要因だと思います。

そして先生の話が聞こえなくても、教科書を読むだけで解けてしまう学校の勉強は、簡単過ぎてつまらないとも話していました。

娘が話す、塾と学校との違いとしては、塾は授業中がとても静かなようです。

小学校では、授業中にみんなが騒がしくしていて、先生の話が聞こえないのが当たり前なのです。

そして塾の生徒さんは、手を挙げて発言や質問をする子がほとんどなので、そのことにも驚いていました。

娘は、学校の授業では、分かっている問題でも出来れば発言をしたくないと言っています。

それは発言をして、万が一答えを間違えてしまった場合に、皆が笑ったり、余計に騒いだりなど、授業が進まなく、面倒なことになるからだそうです。

私が授業参観に行った際には、みんな手を挙げて発言をしていますが、きっと参観日用の設定なのでしょう。

小学校のみんなは、とにかくとても元気です。

私が娘から聞く進学塾の生徒さんたちは、少し大人っぽいような気がしました。

塾生さんたちのマイブーム

生徒さんたちの間で、流行っているものがあるそうです。

それは、テレビの「笑わない数学」という番組だそうです。

教育番組とはさすがです。

その話を耳にした娘は、早速見たいと言い録画予約をしていました。

良い刺激だと思います。

私が思う小学生は、テレビと言えば「ドラえもん」で、他にも走り回って虫を捕まえたり、おとなしく座っているイメージが全くないのですが。

あくまでもイメージなので、娘についても私が思っているより、実際は大人な部分が多いかも知れません。

生徒さんたちは先生から、

「常に思考を柔軟にするように」

と言われているそうです。

また、特殊算の話題もあったようでした。

体験授業を受けた娘は、様々な刺激を受けたようで、本棚の中に眠っていた特殊算のドリルを、早速ひっぱり出してきました。

インド式暗算ドリルの画像

こちらは、小学生の頃にお兄ちゃんが学習していたドリルです。

お兄ちゃんは、中学受験を目指していたわけではありませんが、算数の計算速度が遅いため、こちらのドリルで学習させていました。

中学受験は算数の力が必須なので、特殊算などを勉強しておくと安心のようです。

入塾を念頭にした体調管理

塾の時間は、17時過ぎから19時過ぎで、およそ2時間です。

そして入塾しても、この時間の枠となります。


娘は、体力的に自宅では30分くらい勉強すると、すぐに疲れてしまいます。

合わせて、よく寝る子なので20時過ぎには眠くなります。

睡眠がとても大事なタイプ。

そのような状態なので、塾で2時間も、そして19時過ぎまで体力が持つのか?

眠気や食事、他にも夕食を食べる前に眠くなって寝てしまうのではないか。

などなど、母の私は過保護が全開です。

体験授業を受けた娘の感想

2日間の体験授業を受けた娘は、目をキラキラさせて、

「勉強って楽しいね。」

「小学校のクラスメイト以外と一緒に、勉強するのも楽しいよ。」

と言っていました。

いつもと同じ環境で学習するか、たまには気分を変えて、図書館やカフェで勉強することの違いと似たような感覚なのかも知れません。

娘の気持ちも、分かります。

おそらく環境が変わると、学習が、はかどるということなのでしょう。

進学塾は、勉強以外の話は一切しないと思っていましたが、今回の授業のように、

「少しイラっとしたこ」

など、コミュニケーションもありました。

このような些細な日常についても、発信していく習慣をつけることで、発言力が鍛えられるような気がします。

娘については、塾の生徒さんとの学力の差に圧倒されたり、自信をなくしてくるのではと心配していましたが、楽しいようで何よりです。

田舎から街中に出てきたので、色々と困っているのではないかと思いましたが、子供は親が思っているよりも、外ではしっかりとしているようでした。

もう少し、見守って行きたいと思います。

今後について

今回の体験授業は、小学4年生の講座なので受験コースではありません。

中学受験コースは、5年生からになるそうです。だから無理なく普通に解けたのかも知れませんが。

ただ、現在既に入塾している生徒さんに関しては、ほとんどの子が受験を考えているようなので、そのまま来年度の中学受験コースに進むことでしょう。

そして入塾するには、現段階の実力を測定するための、テストが実施されます。

今まで何も、受験対策などをしてこなかった娘が、普通に入塾できるような場所であるか否かは、まだ不明ですが、娘は入塾したいようでした。

しかし娘が思うほど、中学受験はそんなに甘いものではないとは思います。

私も中学受験をおこなった、経験者です。

大昔ではありますが、人生の中で、一番勉強をした時期といっても過言ではないほどに、勉強漬けだったことを、今でも覚えています。

体力のないうちの娘に、その生活が、果たして出来るのだろうか。

娘の学力や体力、生活環境、お財布事情も踏まえて、家族で話し合いたいと思います。

そして、丁度いいタイミングに、塾で中学受験の説明会が、今月末に実施されるようなので、参考に受けたいと思います。

中学受験を目指すにあたっては、様々な学習方法の選択があります。

進学塾か家庭教師、もしくは通信教育、娘に合う学び方を、しっかりと考える必要がありそうです。

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