娘の実践による学力テストを楽に解くコツ

中学受験対策

この記事は、娘から聞いた学力テスト4教科の点数の取り方についてまとめています。

公立中高一貫校の中学受検を目指している5年生の我が子。

先日、学力確認テストの成績表が返ってきました。

塾でおこなわれる毎月の学力テストに比べると、かなり簡単なようでした。

問題量も難易度も、塾のテストの半分くらいだったようです。

補足ですが娘さん、塾内ではそれほど優秀ではありません。(親が言うのも何ですが)

しかしポイントを抑えると、普通に理解をしていれば、簡単に問題を解くことが出来るようです。

この記事は、娘が実践から感じた学力テストを解くコツについてまとめています。

皆さん、参考になるところはどんどん活用してくださいね。

はじめに、娘の成績の結果からお伝えいたします。

気になるポイントは、各目次からご確認ください。

塾テストと学力テストの結果を比較

今回はポヨ子さん(娘:仮名)、テスト当日の朝に首を痛めてしまいました。

真っ直ぐ前を向いている以外の態勢をとると痛みが増すので、下を向き、解答用紙の記入や問題を見ることが大変だったようです。

このようにコンディションが最悪な状態でのテストでしたが、それなりの結果となりました。

国語、算数、2教科合計の偏差値が、67。

4教科合計の偏差値が64。

毎月おこなわれる塾の学力テストに比べて偏差値が全体的にアップしています。(塾の成績表については過去記事で公開しています)

学力確認テストを受けるのは初めてなので、今回は他に偏差値の記載がありませんが、次回からは成績の推移が折れ線グラフとなり確認出来るようになります。

そして、塾内ではそれほど優秀ではなく普通な娘でも、学力確認テストで点数が取れるのは、テストの解き方のコツがあるようです。

コンディションが普通であれば、もっと点数が取れたと本人は言っていますが、体調管理も実力のうちです。

しかしコンディションが最悪の中でも、何とか解けるのは、日頃の塾のテストで鍛えられていたことも大きいと思います。

事項からは、娘が話していたテストの解き方のコツについてまとめました。

国語は3つのポイントで決まる

国語については、比較的得意なポヨ子。

そんな中で、漢字を覚える重要性と、読解や書き抜きについてを話していました。

国語は漢字をマスターする

文章の読解や書き抜きは、ニュアンスでなんとかなることや、作文は部分点をもらえることもありますが、漢字については間違っているものは確実に減点となります。

ポヨ子の考えとして、

「だって、漢字の棒や点は一つ足りないと、ほぼ合ってるからって部分点はもらえないんだよ。

絶対に不正解になるんだよ。

それに文章問題は、なんとなくニュアンスでわかるでしょ?

でも、漢字は絶対に覚えないといけないの。」

このように言っています。

確かに漢字の棒や点が一つ足りないけど、ほぼ合っているからおまけしてと言うわけにはいきません。

よって、テストで点数を獲得するために、漢字は必ず覚えなければいけない重要な項目となるようです。

読解や書き抜きについて

ポヨ子が話す「文章問題はニュアンスで分かる」についてですが、比較的国語が得意であれば感覚で解けることがありますが、ニュアンスという一言で解けるほど簡単にはいかないこともあります。

そこで、娘のポヨ子にニュアンスとは何かを聞いてみました。

ポヨ子は、ニュアンスは感覚や雰囲気だから説明が難しいけど、国語の書き抜きについては必ず答えが書いてあるから簡単と言っています。

作文などは、自分の考えをまとめるので答えを持っているのは自分ということですが、書き抜きは文章を抜き出すだけです。

そして、それにはコツがあるようです。

ポイントとして、国語テストの長文は

最初に全文は読まない

時間内に問題を解くためには、全文は読まないことがポイントと言っていました。

確かに全文を読まなければ時間短縮になるのは分かりますが、内容を理解していなくても大丈夫なのかと心配になります。

それについては、

ポヨ子「最初に文章全体を読んだとしても、内容の細かいところまでは理解できないから読まないことにしてるよ。

それに、細かい内容がわからないと書き抜きはできないから、最初に全文を読むのは時間がもったいないの。

わたしは、必要な箇所を必要な時に細かく読むようにしてるよ。」

ポヨ子さんはこのような考えですが、では読解や書き抜きはどのようにおこなっているのか。

書き抜きは、下線1「これ」下線2「この」など、何を指しているかを問われることが多くあります。

そして、書き抜きの答えは下線の前の文章近くに答えがあることが通常なのです。

基本的には、下線の後ろの文章ではなく、下線の前の文章に答えがあるようです

また答えの多くは、「物」や「人」、「様子」や「感情」などの明らかに抜き出すことの出来る箇所が答えとなることが目安となるようです。

それ以外を抜き出そうとすると、明らかに言葉や文章がおかしな事になってくるので、下線の手前を読むことで答えが決まると言っていました。

そのため文章全体を読む必要はなく、問題の下線が出た箇所を細かく読むことに注力しているそうです。

そして全体の文章は、見直しの際に読むことにしていると話していました。

(※こちらの方法が絶対に正しいということではありません。点数は取れましたが、あくまでも娘個人の考え方です。)

算数は基本問題を徹底する

学力確認テストの算数については、特別に難しい問題はなく、日頃の授業を理解する事によって、全て解ける問題だったようです。

今回11月のテストにおいては、計算、角度、図形、文章問題が出題されていました。

文章問題は、「割合」が出題されていたそうです。

こちらについても特別ひねった問題はなく、単元を理解していれば解ける問題のようです。

基本的な「割合」の解き方をポヨ子はこのように話していました。

ポヨ子「割合は、基本的には「は÷の」で、答えが出るよ。」

ポヨ子の言っている、割合の「は÷の」とは、

「ホニャララはホニャララの何倍ですか」

このような問題のときに、

「ホニャララは」から「ホニャララの」

を割るということのようです。

つまり、

「ホニャララは」÷「ホニャララの」

「は÷の」

で、割合が求められるということが言いたいのでしょう。

しかしこれは解き方の目安なので、分からない時の最終手段と言っていました。

ポヨ子「この方法は、どうしても分からない時の対処法として役に立つかもしれないけど、これだけに頼って覚えると考え方が理解できていないから、これから先に困るよね。やっぱり解き方の理解は必要だよ。」

このように、最もなことも話していました。

塾内では特別出来る事もなく、ごく普通の成績ですがが、学ぶことについての根本的な理解はあるようです。

そして「割合」と「単位量」の単元は似ている事と、「単位量」については、次の学力テストに出るだろうなども話していました。

その他は、やはり計算問題がかなり重要なようです。

漢字と同じく、計算ミスは確実に減点となるので計算に強くなる必要があります。

ポヨ子の計算力を上げる方法は、百ます計算を行う事だそうです。

数をこなさなければ計算に慣れることが出来ないので、計算ドリルは朝の習慣にしています。

朝に計算ドリルをおこなう理由は、朝が一番頭がスッキリしていることと、学校の授業で1時間目から頭の回転を良くするためと話していました。

また、たったの1分で出来るということも、忙しい朝の勉強には適していると言っていました。

他にもポヨ子さん、掛け算では12の段までの暗記をしています。

通常は9の段までですが、12の段の暗記をすることによって計算速度が上がるようです。

そして12の段の計算は、頻繁に出てくるので覚えていると役に立つと話していました。

算数は、計算問題以外の図形や文章問題についても、必ず計算がついてくるので、計算速度と正確さに重視すると点数アップに期待が出来るそうです。

掛け算も、暗記をするのは限界がありますが、暗算が強くなることによって計算速度と正確さの強化に努めることは重要と感じているようです。

理科は日頃の授業を丁寧に

理科についても、特別難しい問題はなく授業内容を理解し覚えていれば、問題はなく解ける問題だったそうです。

実験器具の使い方なども、テストに出てきたようで、日頃から学校の授業をしっかりと取り組むことによって、点数が取れるようでした。

そして5年生の現在11月時点では、理科は授業の内容を理解することがポイントのようです。

今後については理科でも計算が必要になってくるので、公式に当てはめる必要は出てきますが、そこは算数の基礎力があれば問題なく解けるようです。

直近として「水溶液」などは、計算が必要になってくると話していました。

社会は日常生活が鍵となる

意外ですが、社会は難易度が高かったようです。

じっくりと考えれば解ける問題なのですが、類似している選択問題が出てきたため、混乱したと言っていました。

日本の特産品で、「牡蠣」と「真珠」など、似通っているものは、産地が混乱するようでした。

その他は時事ネタなど、ニュースを知らないと答えられない問題が出題されていたようです。

夏の熱中症についてや、健康保険証とマイナンバーカードの一体化など、自分でニュースや新聞から情報を得るか、日常生活の話題で取り入れるか、世間の情報に広くアンテナを張る必要があります。

最終項目は4問なので、情報を知らない際には、全て減点とされます。

このように、教科書で学ばない問題については、新聞や家族との日常会話が大切となるようです。

娘のポヨ子は、公立中高一貫校の受検を目指すようになってからは、「こども新聞」を欠かさず読むようになり、それなりに世間や地元の情報を自ら取り入れるようになりました。

私からも最近のニュースなど、ポヨ子も含め家族皆で話をします。

その話題が、それなりにポヨ子頭の片隅に情報として残っていたようでした。

今回の社会の最終項目について、ポヨ子から、

「ママ、いつも色々な話をしてくれてありがとう。今回のテストで役立ったよ。」

このように、お礼を言われました。

ポヨ子さん、いつも面倒くさそうに私の話を聞いていますが、やはり家族との会話は大切です。

テストや受験対策だけではなく、コミュニケーションの一環としても大切にしたいと改めて感じました。

まとめ

最後に、テストの解き方のポイントについてまとめます。

ポイント
  • 漢字は必ず覚える
  • 国語の文章は必要な箇所を細かく読む
  • 全文は最後の見直しに読む
  • 書き抜きの答えは、下線前の文章近くにある
  • 算数の「割合」は「は÷の」(解き方の理解は必要)
  • 算数は計算力を上げる
  • 朝に百ます計算をおこなう
  • 12の段の掛け算を覚えていると役に立つ
  • 理科は日頃の授業を丁寧に取り組むこと
  • 理科は算数の基礎が分かると役立つ
  • 社会はニュースや新聞を見る
  • 社会は家族との日常会話が大切

以上が、学力確認テストを実際に受けて、娘が感じた気をつけたいポイントとなります。

我が家の地域は、今年で現6年生の受験も終わり、いよいよ3学期からは現5年生が受験学年となります。

少しずつ着実に学力を上げる必要がありますが、それだけではなく入試に向けて最終的な仕上げをおこなう必要もあります。

寒さが増すこの時期は、風邪や感染症対策にも心掛けながら、受験生の皆さんには頑張ってもらいたいと思います。

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