【塾の授業】書かずに漢字を伝える方法を特訓 全ては言葉の表現力が鍵となる

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この記事は、塾の先生オリジナルの伝える力を養う授業の様子をまとめています。

そして今日は、算数の再テストの日となりますが、娘さん、また本日もオンライン授業となります。

本日は再テストです

今回の再テストは、学力テストで90点以下の生徒さんは必須になります。
そして再テストは、学力テストが終わった週の翌々週に行われる仕組みになっています。

忘れた頃に再テスト、もしくはしっかりと学び習熟度が上がった頃としての再テスト。

後者であってほしいです。

娘は、今週はお友達と遊びに行かずに塾の宿題と学力テストの問題を行なっていました。

再テストはプライドが傷ついたのかも知れません。

楽し過ぎるオンライン授業

今日は普通授業の国語と算数になります。

オンライン授業なので別室にいても多少の音声が聞こえます。

授業中に大きな笑い声が聞こえてきて、娘が大爆笑していました。

何がそんなに面白かったのか気になり、授業が終わってから理由を聞いてみました。

国語の授業で盛り上がっていたそうです。

何に盛り上がっていたかというと、

テスト対策の教科書の中に出てくる漢字を、先生に伝える際には口頭で伝える

というミッションを与えられたようです。

これだけではイマイチ分かりませんが、例えば

「旗」

こちらの漢字を書かないで、言葉で伝えるという方法になります。

生徒さんが先生にこちらの漢字を伝える際には、部首が方角の「方」という伝え方ではダメだそうです。

つまり、部首「方」(ほうへん)を、伝えるには、

左の辺は数字の「1」の短いのを書いてから、漢字の「一」を書いて、カタカナの「ノ」を書いて、カタカナの「ノ」の真ん中辺りから漢字の「一」を短く書いて、短く書いた漢字の「一」の一番右から数字の「1」を書くけれど、「1」の長さは、カタカナの「ノ」の長さに合わせる。そして、「ノ」の長さに合わせた「1」の一番下を「左にはねる」

部首の「方」(ほうへん)の書き方

このように、部首の「方」(ほうへん)を、「ほうへん」と伝えられないので、説明がとても大変なのです。

「ほうへん」を伝えるのに、上記の説明文くらいの説明をするため、「旗」の右側の説明をし、最終的に正しい漢字を伝えるのは、塾生さんにとっては表現力が命です。

脳のトレーニングや色々な多角的に観察する力を養うために、このような授業を行っているようです。

先生の質問の嵐に大爆笑

さらに先生は、漢字を分かっているのに、あえてイジワルな質問をします。

生徒さんが、普通に「方」を書いて、と説明しても

ほうはどの「ほう」ですか、漢字ですか、ひらがなですか、カタカナですか、英語ですか。

と、書き順から漢字のかたちを聞いてきます。

生徒さん達は皆、

「先生、漢字を知ってるくせにイジワル。」

と言っていたそうです。

「旗」と伝えるために、生徒さんが最初に、「1」を書いて、と伝えると、先生はまたしても

いちはどの「いち」ですか、漢字ですか、ひらがなですか、カタカナですか、英語ですか数字ですか。

といった形で生徒さんに質問してくるので、生徒さんも数字の「1」を書いてと先生に説明します。

先生は、

長さはどのくらいですか。

短いですか、長いですか。

と質問返し。

質問ばかりをしてくる先生に対して塾生さんは、

「もう先生しつこい、しつこすぎ!」

と、皆で大爆笑していたそうです。

そして生徒さんが、

「1」を点くらいに短く書いて。

と説明すると、先生は

生徒さん達は、先生これは短い「1」ではなくて、点です。と、大爆笑

こんな感じで、一つ一つ時間をかけながら楽しく授業をしていたそうです。

「何がくっつきますか」の言葉にツボる生徒

「倉庫」

こちらの漢字を生徒さんが説明した時も、

生徒さんが

「ハ」の上がくっついたもの。

と説明。

そして先生は、

どの「は」ですか、漢字ですか、ひらがなですか、カタカナですか、英語ですか。

くっつくとは、何がくっつきますか?

「何がくっつきますか」で、またしても大爆笑

生徒さん達の笑いは、とどまる所を知りません。

生徒さん、

カタカナの「ハ」の上の開いている部分をくっつけて。

「倉」の書き方の説明

くっつけたカタカナの「ハ」の下に漢字の一を普通の長さで書いて、そして漢字の「口」を書いて、あれ?

「倉」の書き方を間違えて「合」になった画像

と、ジェスチャーまで加えて、今度こそ先生にきちんと伝えようと頑張っていました。

しかし、あまりにも細かく説明するため、頭の中で整理がつかずに、「倉庫」の、「倉」の漢字自体を間違えてしまい訳が分からなくなってしまい、そこでまた大爆笑

あっ、口じゃなくてカタカナの「ヨ」だ!
それでカタカナの「ノ」を「ヨ」の左から付け足して、その下に漢字の「口」。

「倉」の書き方の説明

生徒さん

あ~、これでやっと「倉」の漢字が伝えられた。

と笑いながら答えていたそうです。

受験には必須な能力

漢字を一つ説明するにしても、全て言葉で伝えることの難しさ。

今回は、国語の漢字の授業でしたが、漢字も含め相手に伝える力を養う授業を受けていました。

面白過ぎた授業でしたが、伝える力は言葉の表現力、語彙力、文章力、発言力の全てが備わっている授業です。

そして先生の質問の嵐は、さすがです。

娘も塾生さんも楽しみながら、とても大切な事を教わった時間でした。

楽しい授業は良かったのですが、今日の算数の再テストは娘はオンライン授業のため受けられませんでした。

再テストは、今度の授業に振り替えになったそうです。

ゴールデンウイーク中は宿題がたくさんですが、早く体調を整えて頑張ってもらいたいと思います。

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